日本人に多い「ことなかれ主義」とは?特徴と仕事上のメリット

「毎日顔を合わせる相手だからこそ、穏便に過ごしたい」がビジネスマンの本音。あなたもトラブルになりたくないから…… と本音を隠してその場をやり過ごした経験があるのでは?

そこで今回は、自己主張を苦手とする日本人に多いといわれている「ことなかれ主義」について詳しく解説! ことなかれ主義の人の特徴と仕事上のメリット&デメリットを早速チェックしてみましょう。

ことなかれ主義とは?

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ことなかれ主義とは、他人との争いごとや衝突を避けて対応することをいいます。トラブルを回避して平穏に過ごすため、波風が立たないよう細心の注意を払いながら振る舞うのが特徴です。

「ことなかれ主義」という言葉のルーツは、明治時代から大正時代。日本の経済学者「和田垣謙三」が、「兎糞録(とふんろく)」という作品中で最初に使ったといわれています。

トラブルを回避しようとする様は「平和主義」と似ていますが、「喧嘩になるなら黙っていた方がマシ」「揉めごとを起こしてまで自分の意見を言いたくない」という考えの「ことなかれ主義」の方が少し消極的といえるかもしれません。

ことなかれ主義の人の特徴3つ

1.自分の意見を言わない

「仕事が丁寧だよね」「仕事頑張ってるね」

ことなかれ主義の人は、うっかり出しゃばった意見を口にして自分の立場が揺らぐことを恐れています。たとえ会議で息詰まったシーンがあっても、黙り込んでその場をやり過ごすでしょう。「AとBのどちらか」と意見を求められても、「どちらでもいい」という態度を表します。

2.見て見ぬフリをする

目の前でトラブルが発生しても、見て見ぬフリをしてしまうのがことなかれ主義の特徴。「面倒なことに巻き込まれたくない」「他人のミスで自分の評価が下がるのは嫌だ」という思いが強いため、どうしても冷ややかな対応に……。上司がことなかれ主義だった場合、フォローしてもらえない可能性大です。

3.相談されても関心なし

相談事を持ちかけられても、どこか他人行儀なことなかれ主義者。話を聞きながらスマホを操作したり、意見を求められても「なるほどね」と聞き役に徹していたり……。ことなかれ主義の人に悩みを打ち明けても、残念ながら‟暖簾に腕押し”状態のケースが多いかもしれません。

仕事上での「メリットVS デメリット」

ことなかれ主義のメリットとは?

他人と争うことを嫌うことなかれ主義は、すぐにカッとなったりイライラすることがほとんどありません。上手に空気を読みながら、ストレスフリーで穏やかな生活を送ることができます。

また、自己主張をするよりも相手に合わせる方が得意なので、周囲には「優しい人」「理解力のある人」として評価されます。敵を作りにくいことなかれ主義者を悪く言う人はあまりいません。

・穏便に物事が進む
・ストレスを感じにくい
・周囲に敵を作りにくい

ことなかれ主義のデメリットは?

空気を読んで周りの意見に合わせることが上手なことなかれ主義のデメリットは、自分の本音をなかなか口にできないことです。本当は違う意見を持っていても、揉めごとを回避するために本音をそっと懐に……。本音と建て前を使い分けることに疲れ果ててしまうことがあるかもしれません。

また他人任せの生活に慣れてしまうと、自分で考える意欲を失ってしまいがち。トラブルが発生したとき、解決方法を考えられなくなってしまいます。問題の先送りや責任の押し付け合いをして、周囲からの信頼を失わないようご注意を!

・本音を言いにくい
・他人任せでトラブル回避能力が低下
・周囲からの信頼を失う

まとめ

仕事の効率が上がる! シーン別の気遣い例と実際のエピソード

他人と衝突せずに過ごせる「ことなかれ主義」で過ごすことは決して悪いことではありません。しかし、仕事上ではデメリットがあることを忘れてはいけません。

「ミスをしても他人事」「トラブルを見て見ぬフリ」では、社内の雰囲気が悪くなってしまうことも……。「事大主義」になる必要はありませんが、何でも他人任せにする生活を止めて、自ら考え意見を述べる強さを身につけることが大切です。

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