良い運気が逃げる? 東洋医学で学ぶ不幸になる行動とは

「最近ツイてない。」「運が悪い」と感じることはありませんか? このような運気の下がりは、スピリチュアルな問題だと思ってしまう人もいるでしょうが、運気に関する考え方は、東洋医学の世界にも存在しています。今回は、東洋医学の論理をベースに、運気を下げてしまう不幸になる行動(状態)と対処法ついてご紹介します。

日本にもなじみがある東洋医学の捉え方

日本にもなじみがある東洋医学の捉え方

漢方で知られる東洋医学は、日本に古くから伝わる医学的な理論です。東洋医学では、気・血・水(きけつすい)の3つの要素によって人間の体は構成されていると考えられています。

気は生命活動のエネルギーを示し、血は血液、水は血液以外の汗や尿などの体液を表します。心と身体の健康は、この気・血・水がバランスよく体内を循環することで保たれているのです。

ところが、私たちは環境の変化や生活習慣の乱れ、ストレスなどにより、この3つのバランスが崩れてさまざまな不調が現れることがあると言われています。特に、気が乱れてその流れが滞ると、心と身体のトラブルが起きやすくなるために自然と運気も下がりがちになるのです。

中でも、気の乱れで起こりがちな不幸になる行動(状態)のエピソードを、次にお話ししましょう。

冷えや疲労感が現れる、気虚(ききょ)とは何?

気虚とは気が不足している状態で、生活習慣の乱れやストレスにより生じると言われています。この時は内臓の働きや抵抗力も弱くなるため、身体が冷えたり、疲れやすさが現れたりするのです。

また、身体が冷えたり疲れやすさを感じたりする時は、交感神経が優位な状態になります。そうなると、リラックスした状態というよりも緊張状態が強くなり、自分のことを省みる余裕がなくなりやすく、もし素敵な運がやってきても見落としがちになることもあるでしょう。

イライラや不安感が生じる、気滞(きたい)も危険

気滞とは、気の流れが滞っている状態です。これは、ストレスや疲労が影響すると言われています。また、こうなると気以外にも血と水の流れも悪くなることが分かっており、イライラ感やうつ状態に陥りやすくなります。

さらに、気の流れがスムーズに働かないと、ストレスの発散はもちろん、身体に必要のないものを排出する力が弱まってしまいます。つまり、要らないもの(老廃物)が身体中に詰まった状態になりやすいため、新しい良い運が入り込むのを妨げる可能性もあるのです。

気の乱れを整えることで不幸になる行動をブロックしよう

気の乱れを整えることで不幸になる行動をブロックしよう

生活習慣の乱れやストレス・疲労などを持ち続けることは、不幸になる行動を自ら選んでいるとも言えるでしょう。現に、幸せだったりポジティブだったりする人は、生活習慣も規則正しく、穏やかな人が多いと思いませんか?

しかし、不幸になる行動を自分自身がしてしまっていると気づくことができれば、それを改善して行けば良いのです。そのためには、気虚(ききょ)と気滞(きたい)状態に陥ることを避けてくださいね。

生活習慣を見直して身体を温める

気虚状態の改善のポイントは、まず自分の生活習慣のどこが乱れているのかを探ることが重要です。例えば、夜更かしをしているけれど睡眠時間は足りているのか、偏った食生活をしていないかなどをチェックしてみましょう。

自分の生活習慣の主な乱れの原因が分かったら、しっかりと睡眠を取ったり、バランスの良い食事を摂ったりすることを心がけてみてください。

また、併せて身体が冷えやすい状態になっていることが多いので、シャワーよりも入浴をしたり、サロンなどでよもぎ蒸しを試したりすることもおすすめです。

軽い運動やアロマを利用してストレスを発散する

気滞状態を緩和するためには、気の流れを活発にし、身体の中の要らないものを排出する力を高めることが大切です。例えば、運動をすると気持ちが解放され、ストレス発散に役立ちますし、良い香り(アロマ)を使用することで気を巡らせることが可能になります。

心と身体の巡りが良くなるとリラックスでき、ニュートラルな状態を導くことができるでしょう。

参考URL

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Written by 久木田(くきた)みすづ

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