結婚生活が新鮮すぎる!「交際0日婚」のメリットとは

好きな人と出会って気持ちを確かめ合い、お付き合いを経てめでたく結婚。少女マンガのような王道ストーリーに、女性は少なからず夢を見ているものです。

しかし、ある程度婚活をしてきた女性にとっては、「お付き合いはいいから早く結婚したい」「じっくり付き合わずとも結婚への確信を持ちたい」と感じている人も多いのではないでしょうか?

実は世の中には、交際をせずに結婚に至った交際0日婚のカップルも大勢います。そして、意外にも彼らの多くは幸せな結婚生活を送っているのです。今回は、交際0日婚は本当に上手くいくのかについて実際のエピソードも含めながらご紹介します。

交際0日婚の重要ワード「一目ぼれやひらめき」

交際0日婚の重要ワード「一目ぼれやひらめき」

交際0日婚をしたカップルは、お互いに一目ぼれをしたり、相手に対して何かしらのひらめきがあったりすることが多いと言われます。つまり、相手を見定める交際期間がない=それだけ結婚に向けての確信があったのだと考えられますよね。

「交際0日で結婚なんて、後から後悔するんじゃない?」という意見もあるでしょうが、一目ぼれで結婚したカップルについての興味深い調査も残っています。

この調査はアメリカにて、一目ぼれをして結婚したカップル1500人を対象に行われました。そしてその後、彼らが残念ながら離婚してしまった割合は男性が20%、女性は10%以下という低い数値が示されたのです。男女合わせると、まさに離婚率は10%ほど。

一目ぼれは熱しやすく冷めやすいというイメージもありますが、これには根拠がないことが分かりますね。

調査参考:一目惚れ結婚が離婚しない理由とは?|All About(オールアバウト)

交際0日婚のメリットとは?

交際0日婚は、上記の調査でも、思った以上に上手くいっていることが示されています。それではもっと掘り下げて、交際0日婚のメリットをいくつか挙げてみましょう。

結婚自体に満足感がある

結婚自体に満足感がある

「結婚することは幸せ」という観念は私たちの中に少なからずあるものですが、幸せの度合いは実に人それぞれです。

例えば、結婚したい時期に付き合っている人がいたから何となく結婚したという場合もあるでしょうし、親から急き立てられたので焦って結婚したケースもめずらしくないでしょう。

しかし、交際0日婚は「この人と結婚したい」「結婚以外考えられない」という強い確信を持って結婚しています。そのため迷いがありません。自分で心から選択したことだからこそ、満足感があるのです。

結婚生活がとても新鮮

交際0日婚は、言葉どおり付き合わないまま結婚生活に入る、あるいは結婚前提の短期間の付き合いのみ経験しただけという場合が少なくありません。

どちらにしろ、お互いを知り尽くすほどの交際期間がなく、それゆえに結婚後も恋人同士のような新鮮さを味わえる可能性が高くなります。

また、交際期間がない分だけ、結婚後もお互いを理解していこうという気持ちが生まれやすいのです。つまり、相手に対しても悪いところばかり見る減点方式ではなく、良いところを探そうという加点方式を取りやすくなるのでしょう。

違いがあっても「当たり前」だと思える

交際がある程度長くなると、「言わなくても分かってくれるはず」「ここは嫌な部分だけど、我慢した方が良いかも……」などと思うようになり、結果的にきちんと話し合うことをしなかったり、お互いの違いに対して責めるような態度を取ったりしがちです。

そのせいで関係が悪化したり、コミュニケーション不足に陥ることもあります。

しかし、交際0日婚のカップルは結婚後もお互いを熟知していない部分も多く、「二人に違いがあるのが普通だから、自分の気持ちをきちんと伝えたり、話し合ったりしよう」という考えを持っています。

つまり、違いを心地悪く感じるのではなく、当たり前だと捉えているので良好な関係性を築きやすくなるのです。

実際にあった! 交際0日婚エピソード

実際にあった! 交際0日婚エピソード

では最後に、筆者が実際に聞いた交際0日婚のエピソードをお伝えしましょう。

あるスクーリングで同じグループになり、他愛もない世間話をしていた筆者とAさん。そのとき、なぜだかAさんと彼女の夫の馴れ初めの話になりました。

Aさんと夫が最初に出会ったのは、友人の結婚披露宴でのこと。しかし二人のテーブルは別で、接点さえない状態だったそうです。そんなとき、Aさんがふと他のテーブルに目をやると、ある男性が自分のネクタイを直す仕草をしていました。

そのとき、なぜだかAさんは「私はこの人と結婚する!」と感じたそうです。しかし、あまりにも突拍子なひらめきに、Aさん自身心の中で「いや、違う。そんなわけない!」と自分の感覚を否定しました。

それから1年が経過しましたが、例の男性と会うこともない日々を過ごしていたAさん。ところがある日、あの結婚披露宴をした友人から「どうしてもAさんに会いたいっていう人がいるんだけど、会ってみてくれる?」と電話が入ったそうです。

驚いて詳しく聞いてみると、それはなんとあのネクタイを直す仕草をしていた男性その人でした。あのとき感じた自分のひらめきに動揺しながらも、Aさんはその男性と会うことになり、トントン拍子に結婚。

今ではそれから数十年が過ぎたということですが、変わらず仲が良い夫婦でいるそうです。

交際0日婚はあなどれません。交際期間や失敗を気にするよりも、相手に対する「ひらめき」を重視することを大切にしたいですね。

Written by 久木田(くきた)みすづ

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