デキる女性のバカっぽさが意外と男の評判が良い理由

 突然ですが、みなさんは「バカになれる女性」についてどう思いますか? 身の回りでバカっぽい雰囲気を武器にモテている女性っていませんか? 「バカな女の子って嫌い」「男ってしょせん、バカな女が好きよね!? 」と吐き捨てるのは早計というもの。ここでは、人を不快にさせる「バカ」ではなく、モテタイプとしての「バカになれる女性」の魅力について、考えてみたいと思います。

■本当に男はバカな女性が好きなのか?

 まず前提として、「バカっぽい女は嫌い!」と言い放つ男性も少なくありません。ですが、彼らのほとんどはバカな女性が、というよりも、派手な外見で遊んでいそうに見える女のコ(ギャル)が苦手という傾向が強いのです。そして青春時代にまったくその手の女子との交流がなかった男子、または相手にされなかった男子が多いようです。「渋谷で遊んでいるようなギャルはみんな頭が悪い」という偏見に凝り固まり、彼女たちを毛嫌いしている(または自己防衛)している心境が見て取れます。

 一般に“ギャル”というものが指摘されるようになった1993年当時から、交友関係が盛んで派手な外見の女の子、一見すると派手でハジけている女の子のなかにも、きちんと学校の成績がよかったり、中学受験に勝ちぬいていたり、勉強ができるだけでなく頭の回転も速く、人情に厚くて義理堅い、恋も友情も大切にする内面が魅力的な「いい子」がむしろたくさんいることを忘れてはいけません。

 そういう現実を知ることなく、人をパッと見の外見で判断し「遊んでそうなバカな女の子は嫌い」「まともな話ができない」と切り捨てる男性たちは、視野が狭く「偏屈なオヤジ(ある意味世間知らず)」または「カタブツ系勘違い男子」と言わざるを得ません。

 さらには、彼らの中に「自分は外見がかっこよくない」「自分はうまく遊べていない」または「青春が地味でマイナーだった」という軽いコンプレックスのようなものもあるであろうことは、容易に想像がつきます。

 うまく遊ぶことのできない自分、心が老け込んでしまっている自分と、彼女たちの愛嬌・元気のよさ、そして「NO REASONなモテオーラ」を比べてしまい、その裏返しとしてゆがんだ敵対心を持ち、頭ごなしに「バカな女はむかつく」などと言っている節があります。こういう男性たちに同調することなく、人の内面をきちんと見るようにしたいものですね。

■バカになれる女性を支持する男性たちの本音

 さて、いま見てきたような偏狭な男性ではなく、ごくごく一般的なナイスな男子からすると、バカになれる女性というのは、魅力的に映ります。

 勉強や仕事ができることだけを鼻にかけて、一緒にいてワイワイと騒ぐことのできない「楽しくない」女性や、自分の世界に引きこもって自分と毛色の違う人々のことを(勘違い的に)見下している「(勘違い的に)偉そうな」女性に比べれば、バカになれる女性はずっと魅力的なのです。

 そのポイントは振れ幅。

 明るくて、かわいらしくて、リアクションが大きくて、おしゃれ(ときには派手なことも)で、バカな話題もできる。それなのに、頭の回転は速く、知的な話題にも対応できて、自制心があり、身持ちはきちんとしている。そういう振れ幅のある女性に、男性は心が動きます。そういう女性のことを心からの愛情を込めて、「○○ちゃんは、バカだなあ」「○○ちゃんは、面白いねえ」とほめるのが、男性にとってはたまらなく心地いい瞬間なのです。

■男に嫌われるバカとは?

 もちろん、ただ迷惑なだけの「バカ」は、論外です。態度が失礼で、行動もだらしなく、人生として向上心がなく、言葉づかいが無駄に軽薄にセンスなく汚い。そんな女性が、おちゃらけたリアクションを取っても、見ている方としては悲しくなるだけです。

 「内面的にきちんとしているのに、バカになれる優雅さを持つ」

 これが、モテる女性の必須条件となります。逆に言うと、プライドが高く、常に上から目線で男性に接し、一緒に話していてニコリともしない女性よりも、場面ごとに合わせて適度にバカになれるぐらいの賢さをもった女性が、多くの男性から支持されているのは、動かしがたい事実なのです。

■それぞれの心に潜む「負け惜しみ」の可能性

 もし、知性や努力には自信があり、仕事もできるんだけれども、ユーモアのセンスや楽しくはしゃぐ能力が欠けている女性がいたとして、彼女が「バカな女の子は嫌い」「男の人って、すぐバカな女に甘い顔をするから嫌い」と切り捨てたとしても、それは残念ながら、男性多数の多数決の結果、おそらく「負け惜しみ感情」という評価になってしまいます。

 彼女自身の中に、楽しくバカになれない自分に対するコンプレックスがあるのか、単にモテないのが悔しいだけなのか。中学生や高校生のころに、勉強一筋にがんばっている真面目すぎる堅物女子が、おしゃれして男の子たちと楽しく遊んでいる女の子を、あこがれと嫉妬と憎しみの目で見ているという、よくある構図となにも変わりません。

 もう、子どもではないのですから、そういうことからは決然と卒業したいもの。真にしなやかで知的な女性であれば、そういった気になるライバルのいいところは取り入れて、自分をもっと磨けるはずです。

 「バカなだけの女」「男からチヤホヤされるタイプ」というレッテルを貼って彼女たちを見下すようなところが自分の中にあれば、彼女たちのどういう振る舞い・リアクションが男性に受けているのかを分析し、参考にし、無理なく取り入れて、新しい自分を作り上げていくようにしたいものです。

 狭い視野、これまで育ってきた優等生的な価値観にしばられることなく、刻々と変わる目の前の人生を楽しんで、この春こそは、「バカになれる女性」を目指して、楽しいモテをつかみましょう!

【潮凪洋介の恋愛コラムガイド:潮凪 洋介】