恋の瞬発力をつけるには「彼氏以外の男」から男心を学ぶべし

 「その男はもうキミに興味がないと思うよ」

 ある夜、ぐだぐだの恋愛に疲れ果てていた私の未練を断ち切る言葉とともにシャンパンをおごってくれたのも、その後すぐにデートに誘ってくれたのも、ここ数年来、仲良くしている年下の男友だちMくんだった。

 私に恋人がいようといまいと、ある一定の距離から変わらずに、人としても女としても、私のことを見守って好きでいてくれる人。年月が経つにつれて、彼との関係は発酵して心地よくておいしいものになっていく。

■彼氏以外の男の存在

 5年も彼氏がいない、腐れ縁の男と別れられない、彼氏ができてもすぐ別れてしまう……さまざまな恋の悩みを解決する確実な方法がひとつある。それは、“彼氏以外のオトコ”とほどよい距離感でつきあうこと。

 仕事仲間、飲み仲間、社会人サークルのメンバーなどなど、単なる友達とも恋愛とも違う微妙な関係性のオトコたちと楽しくつきあうことによって、女は磨かれ、恋愛力は格段にアップする。

 恋愛が全然うまくいっていない人は、人生において、そういう関係性のオトコの存在がまったくいなかったりする。

■たとえば、長年、本命の恋人ができない人!

 そもそも、恋愛できない人も、好きな人が出来ても深まらない人も、おおもとの理由は、本人の恋愛力や魅力以前の問題。コミュニケーション下手で、人間が苦手な人が多いのではないかと思う。ひとりでいることやお決まりの女友達と一緒にいることの楽さ加減に慣れ過ぎて、知らず知らずのうちに狭い固定観念にとらわれて、オトコを寄せ付けない匂いを発していたりする。

 コミュニケーション下手という病に「彼氏以外のオトコ」の存在はてきめんに効く。

 男の子との会話は、簡単じゃない。女子同士なら、感覚だけで会話ができる。唐突な話題転換もオチのない話もアリだけど、男の子はおもしろい話も感覚だけじゃなくて、論理を求めるし、起承転結のない話は長く聞いていられない。だから、自然と頭と心を使って会話できるようになっていく。笑いのセンスのある男子なら、フリとオチみたいなものも学べるし、逆に無口な男子なら、その男子的な独特の間合いを知ることもできる。

■彼氏が出来てもすぐ別れてしまう子も同じこと

 女としての瞬発力(性的魅力)はあっても、恋愛持続力がないのは、すなわち、人間としての面白みやコミュニケーション力が上手く発揮しきれていないのではないかと思う。女子同士ではおもしろいのに、いまいち男子慣れしていないのか、女力に頼り過ぎているせいか、その人間的な魅力が伝わりづらい子っているでしょう?

 恋愛初期のトキメキ状態のときは、男も色気や可愛げだけでいい。女のコミュニケーション力なんて関係ないし、実のある会話なんてむしろしたくないと思っている……けれど、つきあいが深まるにつれて、女を見るポイントが変わる。自分との相性をはかるにも、人間力やコミュニケーション力は不可欠なんだと思う。

 その人間力や会話力を磨いてくれるのは、恋人ほど盲目的でも厳しくもないし、友達ほどサッパリもしていない、“彼氏以外のオトコ”。彼氏以外のオトコとつきあうメリットは他にもたくさんある。

■想像と雑誌だけじゃ、知ることができないリアルな男心

 まず、男心がわかる。進行中の恋愛についても、自分の女子としての魅力についても、客観的かつ率直な意見をいってもらえる。

 そもそも女子は主観的な生き物だから、恋においても自分についても見誤りがち。恋に自分に理由もなくむやみに自信満々なのも、自信がなさすぎるのも、若いうちはかわいいいけど、20代後半にもなったら、キツイ。男子からみれば、ちょっとウザいし、めんどくさい女になりさがる。

 モテ系女子を目指す某女性誌を見て、私の男友達たちは口をそろえて言う。「男心のツボを全然ハズしているんだよなぁ」と。こんな風に、女の思い込みって多々ある。男心は男にしかわからない。モテ女を目指すも目指さないも、恋に悩むも悩まないも“彼氏以外の良質な関係のオトコ”から客観的な意見を聞いたうえで、自分の身を持って行動して自信を身につけるのが正しい女道だと思う。

 そして、彼氏以外のオトコの最大のメリットは、“恋の種”になるというところ。

 今は、つきあう予定のないオトコでも数年後に恋が生まれる可能性もある。彼とは恋にならずとも、その彼が新たな出会いを連れてきてくれたりもする。

 ちなみに、腐れ縁男と別れられないなんていう女性も、彼氏以外のいい男がそばにいれば、心の支えになったりする。

■男友達の作り方

 でも、どうすれば、そんな存在の男友達が作れるのか? 個々の性質や性格にもよるけれど、20代のうちは難しいと感じる人が多いかもしれない。私もそうだった。それは、出会うオトコを恋人候補か否かという目だけで分けてしまっていたからだと思う。でも、そこで視界を広げてみると変わる。たとえ恋人候補にはならなくても、魅力を感じる男の人にはそっと近づいてみる。

 極端なことを言えば、既婚者の男でも、色気があって面白そうなら仲良くしてもいいと思う。ただし、それは不倫に陥らず、寸止めであいまいな関係性を楽しめるほど自分(と相手)が成熟しているならの話。

 そんな色っぽくてあいまいな関係を作るのが難しいなら、まずは、色恋抜きにしても(つまり、異性としての魅力を感じずとも)、話をしてみたいと思う男友達を作ることからはじめてみたい。その人がキーパーソンとなって、男友だちも増えて行くし、そこからコミュニケーション力も女力も成熟していく。

 恋人とか、友達とか、わかりやすい関係性ではなく、あいまいな感情を抱きあえる、あいまいな異性関係が持てるって、すごく贅沢で色っぽいこと。そして、いろんな人といろんな距離感でつきあうことは、天使とも小悪魔とも違う厚みのある女を作るのだと思う。

【恋愛ガイド:All About 編集部】


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