妊活って何? 実は知られていない妊娠の仕組み

最近では、妊娠するために休業する芸能人もいるくらいですから、『妊活』という単語は決して珍しいものではなくなりました。また、女性の結婚年齢が上がるにしたがい、妊娠するための工夫や努力は、『するべきもの』として推奨されつつあります。

結婚は幾つになっても本人次第で実現可能ですが、妊娠と出産はやはり、40代前半が限界といわれます。現時点では彼氏もいない状態だとしても、いずれ子どもを産みたいと考えるアラサー女性には、独身時代から始める妊活が有効的でしょう。

妊娠は『難しい』もの!?

避妊をしないでエッチをする、しかも排卵日を狙って健康な20代の男女が性交するとして、自然に妊娠する確率は20~25%といわれます。実は、人間が子どもを宿すことは、そんなに簡単ではないのです。

しかも、女性の卵子は32歳くらいから老化し始め、年齢を重ねるにつれて受精しにくくなるといわれます。現代の医学では40歳になっても妊娠・出産が可能とはいえ、できるだけ早く子供を産んでおいたほうが良いのは間違いありません。

厚生労働省調べによると、平成23年における初婚女性の平均年齢は29歳。対して平成5年は26.1歳で、初婚年齢は段々と上がっています。つまり、時代の流れは妊娠と出産に関して、非常に不利な状態を作っているんですね。

不妊治療のつらさ

1年ほど避妊をしないで子作りに励んでも自然妊娠しないと、不妊を疑って良いでしょう。積極的に妊娠を望んで初めて不妊に気づくケースはとても多く、結婚年齢が上がるほど『後の祭り』になることが珍しくありません。

また、不妊治療には時間とお金がかかります。知人や身内で8年、10年を費やした人もいますし、保険のきかない不妊治療に数百万円をつぎ込んでも妊娠できなかった友人だっていました。

妊活はできるだけ早い時期から始めるに越したことはありません。

妊活=妊娠しやすい体を作る!

では、具体的に妊活とは何なのかというと……妊娠しやすい健康な身体作りと、生活スタイルの形成です。

まずは、バランスの良い食事と適度な運動を心がけ、十分な睡眠を取ること。

当たり前に感じますが、現代社会ではなかなか実現することが難しいかもしれません。女性ホルモンは3キロの差で驚くほど分泌量が変わるそうです。自分の適正体重を知り、それを維持していくことが大切。過剰なダイエットはもちろん、太りすぎや偏食も避けるべきでしょう。

次に、ホルモンバランスを整えて規則的な排卵と生理を促すこと。

毎月生理が来るからといって排卵しているとは限らず、自分が無排卵だと気づかない女性も多いようです。身体をやたらと冷やさないようにして、基礎体温をつけることが理想的です。

冷たい飲み物や薄着を好む人は、無意識のうちに身体を冷やしていて、『冷え』は妊娠に必要な黄体ホルモンの分泌を低下させます。気づかずに妊娠しにくい身体を作っているかもしれないのです。

そして、子宮ガン検診や乳ガン検診も年に一度は必ず受けるようにしましょう。自分は健康だという自信がある人ほど、過信しすぎず、つねに自身の身体が発する声なき声に耳を傾けるべき。

地味な心がけと努力の積み重ねが、未来の我が子との出会いを実現させるのです。

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