あなたは大丈夫? 急増する「婚活疲労症候群」の恐怖!

独りって寂しいですよね…。生きていくうえで、誰かに寄り添って欲しいとは誰もが思うもの。婚活を頑張る人の気持ちは痛いほどよく解ります。

しかし、頑張れば頑張るほど悪循環に陥って結婚から遠ざかっていき、「婚活疲労症候群」という一種の心の病になってしまう人が急増しているのをご存知ですか?

「結婚疲労症候群」とは?

現在、我が国の婚活市場は年々拡大の一途をたどっており、その市場規模は600億円といわれています。市場規模がそれだけ拡大しているということは、それだけ多くの人が幸せな出会いを求めており、また思い悩んでもいると言えます。

しかし、実際はなかなか良い人と巡り会えず、少しずつ溜め込んだストレスや、「もうこのまま結婚出来ずに人生を終わるのでは?」などの不安からうつ病を発症したり、不安障害などになってしまう人が増加。こういった症状の総称を「婚活疲労症候群」と言うそうです。そして今、「結婚疲労症候群」になってしまう人が急増しているため、「結婚疲労外来」という専門の外来まで設立されています。

出会いの場で気を付けたいこと

コンパなどの出会いの場で良い人に巡り会えなかったり、出会えても断られたりすると、自分を全否定されたような気持になり、とても落ち込んでしまうのは致し方ないことです。何度参加してもうまくいかず、不安やストレスが徐々に溜まっていくのも当たり前ですが、そもそも参加するにあたって何を重視していますか?

もしもあなたの参加理由が婚活であるにもかかわらず、第一印象が良かったり、自分と食べ物の好みが同じ、笑いどころが同じなど、共通項が多くフィーリングが合うとか、話していて気が合うといったことを重視して相手を探しているとしたら、それは間違いです。

確かに、共通項の多い相手といるのは居心地が良く楽しいし、長い時間を共にしても苦にならないので一見理想の結婚相手のように思えてしまいますが、そういう相手とは良き友人にはなり得ても、結婚相手としては長続きしない傾向にあります。

結婚生活は順風満帆、平穏なだけではなく夫婦で乗り越えなければならない危機が何度も訪れる可能性があります。それが共通項の多いパートナーだと、落ち込む理由やタイミングも同じで、本来なら相手を励まし元気付けなければならないような場面で、二人でどっぷり暗くなり、婦関係が破綻……といった状況も免れかねません。ですから、自分に足りない部分を補ってくれる相手こそが理想です。

ちなみに、わざわざ気の合わない相手を探すことを勧めているわけではありません。重視すべき点、今までとは視点を変えてみることをお勧めします。

相互補完と単純接触効果

ということで、まずは自分の長所と短所を把握する事が大切です。ノートに自分の長所と短所を書き出し自覚してみてください。できれば、はっきりと意見を言ってくれる友人にそれを見せて、他人から見た自分とのギャップがないか精査すると良いでしょう。

そしてそれをもとに、自分に無い物を持っている人、自分が助けてあげられそうな短所を持っている人を探してみてください。良い関係を長く保つにはお互い補い合える相互補完の関係が重要なのです。(相互補完に関してはこちらも参考にしてみてください。GW前に知っておきたい、行楽地での喧嘩からパートナーを見極める方法 )

また、第一印象を重視している人は多くの場合、ピンポイントに絞りすぎてその人以外とは連絡先を交換しないというようなことがあるようですが、これも大変勿体無い事です。

なぜなら、大切な出会いになる可能性のある相互補完の関係になれる相手は、初対面ではあまり良い印象を持たない傾向があるからです。「この人とは絶対無いわ~」と思っていた相手と何度か逢っているうちに、「へ~こんな一面もあったんだ!?」⇒「あれ?なんか気になってる」⇒「ちょっと好きかも?」⇒「好き」⇒「大好き!!」みたいに、最初はむしろ嫌いだと思っていた相手をいつの間にか好きになっていたという経験はありませんか? これには、何度も逢っているうちにその相手に好感を覚える単純接触効果が関わっています。(単純接触効果についてはこちらも参考にしてみて下さい。恋に臆病なあなたも実践できる、効果絶大の恋愛術!!

 つまり、第一印象やフィーリングに左右されて大切な相互補完の相手との出会いを逃すところを、単純接触効果によって繋ぎとめたというわけです。

コンパやお見合いパーティーなどに参加する際には、あまり気負ってその場で結果を出そうとするよりも、心にゆとりを持って、あまり好みではないような人とも連絡先を交換しておいた方が、後の幸せに繋がる可能性は大です。

 

 Photo by bluesbby

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