これまでのコラムでは年下男子との「つきあってから」のことにフォーカスしており、攻略法については書いてこなかったことに気づきました。というわけで、今回は、具体的に書いてみたいと思います。
■「年上好き」という甘えた男子ではなく、「年齢を気にしない」大人男子を選ぶ
「年上好みか」「姉がいるか」などを調べたほうがいいというアドバイスを見たことがありますが、筆者は「年上が好きなんです」「僕、姉にかわいがってもらってたから」という甘えたいタイプの男は、避けることをお勧めします。しっかりして落ち着いた、人として尊敬できる男を選びましょう。
大人な年下男子こそ「実は甘えてみたい」という願望があるものです。
とはいえ、本質的に「甘えん坊キャラ」ではないので、際限なく甘えるということはなく、ほどよいバランスが取りやすいのです。筆者がおつきあいした年下男子は全員、過去の彼女は同級生か年下という人ばかり。年の離れた、年上女性とはつきあった経験などありません。
「年上とつきあいたい」という男ではなく「年齢を気にしない」という男となら、長く寄り添っていくことができるでしょう。また、尊敬できる男なら、年上彼女側も、上から目線になることを避けやすいのです。
■歴史あるものや「本物」が好きかどうかチェック!
彼は、年季の入ったものや、ホンモノと言われるものに興味を持っていますか? 流行りに流されず、しっかり自分で価値観を持っている男なら、見た目の若さだけに振り回されずに、あなたの「中身」を認めてくれるはず。
年上女性の魅力である「落ち着き」や「懐の深さ」が備わっているということは、逆にいうと「それなりに傷ついてきた経験」や「どうしても譲りにくい考え」もあるわけで、そこを長い目で見て尊重してくれる男でなければ、やはり寄り添うのは難しいものです。
■カラダの関係から入るのはNG
歳を重ねるほどにカラダの関係にルーズになるのはお勧めできません。「既成事実から」なんていう安直な行動は謹んで。「愛に飢えた女」「簡単に手に入る安っぽい女」と思われてしまいます。
仮に、色仕掛けで簡単に靡くような年下男子はやめておいたほうが無難です。性欲という意味では、20代の男子とアラフォー女性は相性はいいと言えます。でも、だからこそ「カラダの関係」に一度なってしまうと、セックスフレンドとして腐れ縁になることも多いようです。女は関係を持ってしまうと、愛情も欲しくなる生き物であるという自覚を忘れずに。割り切って生きるのは、いずれ辛くなります。
■おつきあいするまでは「ですます調」で
姉御肌をアピールする必要はありません。前回のコラムにも書きましたが、年上だからといって「包容力」で勝負しようとしないこと。ついつい甘やかしてしまうのならまだわかりますが、あえてそこを強調していくと、どんどん「母親」になってしまいます。
部下でもない限り、年下男子に対してすぐにタメ口にならないこと。社外で出会った年下男子には、なるべく敬語を使い、それを簡単に崩さないようにしましょう。丁寧語で「ですます調」で話すことで、彼を尊重することにもなります。
態度は親しげに。言葉は丁寧に。ほどよい距離を置きつつ、近づくためのポイントです。上からではなく、同じ目線で話すことが大切です。
■彼の視点や考えをいつも尊重すべし
先輩風を吹かせて、何でもアドバイスする年上女性はモテません。男性のプライドを傷つけかねません。「相談に乗るよ」とは伝えても、相談されてもいないのに、一方的にアドバイスするのはもってのほか。
年齢に関係なく、人はそれぞれ、これまでの人生のなかで何かをしっかり学んできているはずです。それを尊重する姿勢が大切です。彼が20代であろうと、そこに彼なりの哲学があるはずだということを考慮して。
彼の考え、彼の世界観を教えてもらい、それをジャッジしたり、自分の考えを押しつけないようにしましょう。年齢に関係なく「相手から学ぶ姿勢」を持たないと、誰かと寄り添っていくのは難しいものです。
■謙虚さを持ちつつ卑下せず対等に話し合う
年齢を重ねてもモテる女でいるためには「謙虚さ」が重要です。厚かましさ、図々しさは、恋愛対象外になりやすいもの。
とはいえ、逆に、卑屈になったり卑下したりするのもNGです。「どうせ私はおばさんだから」などとカマをかけるようなつぶやきはやめましょう。「そんなことないよ」と慰めてもらいたい女の言動は、年齢を問わず、ちょっと見苦しいもの。
年齢を気にせず、謙虚さを忘れずに、卑下もしない。
そんなニュートラルな気持ちでいることが大切です。彼を一人前の男として認め、対等に会話していくなかで「気が合う」なら大丈夫。価値観や思考、五感で感じることに、お互いに興味や共感を持てたなら、年齢など気にせずに、素直に近づいていきましょう。もちろん、外見を磨くことも忘れずに。
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