理想の男性なんていない? 映画『フレンチアルプスで起きたこと』にみる男性の本能

  • こんにちは、映画ソムリエの東 紗友美です。
  • 突然ですが、「命の危険に見舞われたとき、夫は妻を守るのか?」あなたはどう思いますか?

今回は、男女の本能の違いがよくワカル映画をご紹介します。

男性に対する理想像が高い人や、男性に期待に応えてもらえずがっかりしてきた女性必見!

男性がどういう生き物か、どこまで本能で動く生き物か、より印象深く学ぶことで今後の恋愛の参考になるかもしれない教科書映画です。

観賞後には必ず「自分だったら、どうする?」と確実に考えてしまう人間心理の深い部分を覗ける映画で各国の映画批評家協会賞を軒並み受賞したどんどん惹き込まれていくストーリーも魅力的な作品です。『フレンチアルプスで起きたこと』は、ゲレンデでスキー休暇を楽しむ家族に起きた5日間の出来事を描いた物語。これまで題材になってこなかった、「危機的状況下での判断」の男女の行動の差を描いた映画です。


(c)Fredrik Wenzel

雪山で突如、雪崩発生! 家族を守る妻、逃げる夫!

スキー休暇を楽しむためにフレンチアルプスの雪山リゾートにやってきた四人家族。スキーの最中、ゲレンデで食事を取って休憩していたところ、突如、雪崩が発生するのです!

妻子を愛しているにも関わらず、瞬間的な判断で夫は、目の前にあったスマホと手袋持って逃げてしまう・・・!

しかし、子供たち2人を必死で守る妻は、夫がすたこらさっさと逃げていく瞬間をしっかりと目撃してしまう。

しかも、ある意味、恐ろしいことに雪崩は結果的に起きなかったのです…。

咄嗟の判断だったからこそ、自分にはどうしょうもできない夫。

しかし、逃げる瞬間をはっきりと見てしまった妻。

果たして2人の関係は? 家族の未来はどうなるのでしょうか?

フレンチアルプスメイン
(c)Fredrik Wenzel

理想の男性像は崩してしまうほうがベターかも?

皆様、いかがでしょうか? そりゃまぁ、妻からしたら目の前で飄々と逃げる夫には、不信感抱きまくり! ですよね。私だったらドンビキです!

しかし、物語が進むにつれて、なんだか意見が変わってきました。愛し合っていても、瞬間的な判断をしなければならない状況下では、男性は女性の期待している行動をとれない場合はあるかもしれません。男に過度な期待をしてしまっていたのは、もしかしたら女の方なのかも?

「男性は強い!女を守る生き物だ!」なんて理想像ぶちこわしてしまったほうが案外いいのかもしれません。

いかに男性の生存本能が強いのかを学ぶことで、男性の利己主義的な部分も「仕方ないか」なんて許容できるようになりますよ!?

フレンチアルプスサブ3
(c)Fredrik Wenzel

ちなみに、本作のパンフレットでエストニア号の海難事故のデータが載っているのですが、生存確率が低かったこの事故で、なんと助かっているのは、ほとんど男性! 女性は男性に比べて生存率は大きく劣るそう・・・。(生存率 女性5%、男性22%)

女も強くなって自分のことは、自分で守らないとですね・・・(とほほ)

 

それにしても、映画とはいえ、いつ自分に起きるかわからない咄嗟の判断を題材にした本作。きっと、他人事にはできないはず。

暑い夏、雪山の舞台で涼しさを感じながら、リアルな男女間の違いを勉強してみるのもいいかもしれません。

 

映画『フレンチアルプスで起きたこと』
7月4日(土)より公開中
ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー

公式サイト
http://www.magichour.co.jp/turist/

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監督・脚本:リューベン・オストルンド
出演:ヨハネス・バー・クンケ、リサ・ロブン・コングスリ、クララ・ヴェッテルグレン、ヴィンセント・ヴェッテルグレン、クリストファー・ヒヴュー、ファンニ・メテーリウス

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