夏のオカルト小噺シリーズ!こじれた恋愛が生霊を生む!

どうも。物書きとしての最初の仕事が怪談ライターだった松本です。
この世には、一見しただけでは分からないもの、見えないものが、実はたくさん溢れてるってご存知ですか?
幽霊とかオーラとかも、そういったものの一種でしょう。

あいにく僕は霊感なんかないですし、幽霊なんて怖いので見えなくて大いに結構なのですが、見えなくても、霊の影響を受ける人ってのは意外と多いようですよ?
そしてこういう霊は、死んだ人間のものより、生きた人間が作り出したもののほうが、はるかに厄介だっていいます。
今回は、以前生霊に悩む女性を取材したときのお話を、ちょうど怪談の似合う季節ということもありますし、特別にご披露いたします。

カレがストーカーに変貌!なんとか逃げ切るも恐怖の日々が…

その女性、仮にFさんと呼びましょうか。Fさんは都内の清掃会社に勤める真面目で、ちょっと地味なかんじの20代の方でした。
ざっくり発端を説明すると、お見合いで知り合った30代の男性と懇意となり、何度かデートを重ねて交際をスタートさせたのですが、徐々に束縛が強くなり、仕事先の人間関係にまで口出しをするようになったといいます。
Fさんに限らず、そんな男性とは付き合いを続けたくありませんよね。
ともかく彼女は、この男性に別れを切り出し、揉めに揉めた末、なんとか破局することができました。

ところがそれ以降、携帯に非通知のいたずら電話、自宅付近に不審な男性がうろついている、職場にいたずら電話がかかるなど、様々な実害が生じることに。
そこで彼女、ノイローゼ寸前に追い詰められたことや家族の薦めもあって、仕事を辞め、携帯も破棄して実家に戻ることにしました。
これで終わればよかったのですが……。

頻発する怪奇現象、その原因は?

実家に戻ってほどなくすると、Fさんはおかしな現象に見舞われるようになりました。
睡眠中にほぼ100%の頻度で元カレが登場し、恨み言を延々吐き続けるのです。
さらにはどこにいても視線を感じ、監視されているように感じ、心が落ち着くことがない。
極めつけは、誰かに強く握られたようなアザが、手首に浮き出たこと。
ただ事ではないと思ったFさんは、たまらず地元の神社に駆け込んだところ、そこの神主さんが、どうもバリバリ「見える」人だったらしく、即座に元カレの生霊が憑いていると看破したそうです。
しかも、Fさんの顔を見ただけで「変な男に捕まったね」と話、元カレの人となりを言い当てたというからすごいですねぇ。

で、大変なのがここから。
その場で御祓いめいたことをしたものの、幽霊と違って生霊は本体がまだ生きているから説得してあの世に送るわけにもいかず、追い払うにも相当時間がかかるようです。
Fさんは何度もその神社を訪れ、御祓いを受け続け、あるときようやく神主から「もう大丈夫だよ」とお墨付きをいただいたということでした。
この頃にはおかしな現象もなくなり、アザも消えていたとのこと。
いやはや、生霊って、本当にあるとすればとても恐ろしいですね。正直半信半疑ですけど。

おわりに

色んな恋愛の形がありますが、恋愛というのは男女ともに、本気になればなるほど強烈な想いを相手にぶつけるものです。
お互いに愛し合っている間は特に問題も起きませんが、仮に破局しても一方がまだ相変わらず執着し続けていれば、その想いに応えてもらえないまま募るばかり。
そのうちに「可愛さ余って憎さ百倍」を地で行く逆恨みに発展してしまうこともあるでしょう。

それで生霊云々という話になるとやや飛躍して感じられますけど、ストーカー被害なんかはこのために発生するようなもの。
癖のある男性と、そもそも懇意にならない方法でもあればいいのですが、そう上手いこといきませんよね……。

 

photo by Ryoko acworks


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