気の利いたトークのハズが……博識でモテる人・ひかれる人の違いはココ!

 彼女を“カノジョ”にすべく頑張る作業のなかに、「気の利いたトーク」というジャンルがあります。以前マイアミのハイアットで行われた「世界プロポーズ学会」でも、その有用性が再確認された必須事項。年内に結婚を目指す結婚前提戦士のみなさんにとっても、また今年こそはカノジョをと願う不埒な不倫願望オヤジのみなさんにとっても、欠かすことのできないスキルといえることでしょう。

 そのトークの中で、相手が知らないことを披露することにより、アドバンテージとともにリスペクトを得ようとする行為があります。昭和な表現でいう、蘊蓄を傾ける、というやつですね。

 これは、バーのカウンターで、自分の物知り具合をひけらかすことでどんどんお持ち帰りができた、古き良き時代のお話……。用賀のスナックとかでなら今もイケルかもしれませんが、両刃の剣ともいえる危険な技に過ぎません。

 いったい何がいけないのでしょう。今回はその善悪をひもといてみましょう。まずは、善な場合から。

■スゴーイよく知ってるね

 ヒロシは、物知りです。ガンダムの一番有名な燃え上がる歌が取っ払いだったことも、ユマサーマンがデビュー作で家出してヌードだったことも、何でも知ってます。

 あるとき、合コンぽくご飯を食べてるときに、「キミはなんでも“はなじらむ”んだね」なんてしたり顔で口説いている友人男子に、「お前それいうなら“はなじろむ”だろ」なんて突っ込みました。「スゴーイ、ヒロシ君そんなことなんで知ってるの?」なんて、前に座ってるキヨミちゃんが急反応。

 もう少しで、いや源氏物語で読んだしっていいそうになりながら呑み込むヒロシ。そう。イタズラに知識は出しません。そこで出すならキヨミちゃんと二人だけになってからにしよう的な計算が、瞬時にヒロシの経験からはじき出されたようです。

 仮にコレをモテパターンとしましょう。ポイントは、やたらと知識をひけらかさないで寸止めにすることと、その知識の出典が気持ちアカデミックなことのようです。やたらと剣は抜かない方が、イザ抜いたときの効果が高いっていうあれですね。あれって? いやいや別に。そう、まさしくこんな感じで。次は悪の場合。

■げ、やべーなこいつ

 「どうする今度の合コンのメンツ?」「うーん、あいつはマニアックな話に走るからはずそう」なんて……もうこれは、真逆なんで簡単ですね。

 あるときいつもの合コンチームにスポット参加で、前の会社の同僚的に登場した男子がいました。いつもどおり皆でワインガブ飲みしながら盛り上がってると、ふとタレントの話になったとたん、超食いつきましたその男子。

 ウッソみんな知らないの困っちゃったなぁ的な毒舌突っ走り。ここまで極端じゃなくとも、たまにこういう方いらっしゃるはずです。こうなると一同どん引きで、その後いかにそいつに拾われないように、地雷原を走るかのごとく会話を進めていったかは自明ですね。

 こういう方、たまたまレアジャンルに詳しく、誰だってそんなもん一つや二つは持ってるわけですから、その開示のしどころがバッドだっただけかと思われます。そう、剣だろうと竹光だろうとやたらと抜かない方が良さそうです。

■ネタのメジャー感と表現性

 とならば、博識でモテる人と引かれる人の違いは、大きく二つあるようです。

 まずはそのメンツにあったネタのメジャー感。これ大事です。自分にとってだけメジャーでもいけません。人にはいろいろな価値観があるわけですから、そのメンツでのメジャー具合は、アンテナを最大に伸ばしたほうが賢明です。

 ビジネストークだってなんだって一緒デスよね。集団合コン状態でも二人だけのゴハンデートでも、いきなりカルトなジャンルにいくと、「あっ、この男銀河と交信しだしたな」って思われて終了です。

 二つ目は、その表現性。基本的にマイネタは小出しにした方が賢明です。そう、剣だろうと竹光だろうとすぐには抜かないのです。

 その分、そのレアなジャンルでヒットする相手がいたらとっとと二人だけお会計して、合コン途中退席っていう荒技もあり。手をつないで店を出てってみんなをあっけにとりましょう。だってその方が二人でそのネタずーっと語れるじゃないですか。

 そんなんで、なんでも詳しきゃいいってもんじゃないのが現代の痛いところ。なんだかややこしいですよね。でもそんなことでめんどくさくなって、今日の合コンばっくれたりしないで、がつがつみなさん行って下さい。そしてなんとかその中から取れたずいぶん先のアポでも、楽しみながら待ってれば梅も咲いて桜もふくらむってモノ。

【橋本明彦の恋愛コラムガイド:橋本 明彦】


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