■表情はその人の「考え方」に繋がっている
フェイスリーディングをしておられる本郷宏樹さんに恋愛と顔の関係について伺いました。
藤嶋ひじり:フェイスリーディングを始めたのはどんなきっかけですか?
本郷宏樹(敬称略):最初は、父の海外出張の土産に「タロットカード」をもらって、タロット占いにハマったのがきっかけです。中学生のころからタロット占い(フェイスリーディングを含む)で500人以上を見てきたことになります。そのうち、目の前に座っただけで、その人の悩みの内容までわかるようになってきたのです。
藤嶋:すごいですねぇ。私も恋愛相談を受けますが、悩みの内容までは想像つきません。顔からどんなことがわかるのでしょう?
本郷:恋愛の傾向がわかります。お顔を拝見して、その方が楽しいとき、苦しいとき、仲間といるとき、子どものとき、職場にいるとき、恋人といるとき、恋人と喧嘩したときなど、さまざまなシチュエーションを想像すると、どのような表情をするのかイメージできるので、それを基に、性格、考え方、行動パターンを判断しています。顔の表情って、その人の考え方の本質と繋がっているものなんです。
藤嶋:それは面白いですねぇ! そういえば、初めてお会いしたとき「藤嶋さんは懐が深いタイプ。受容するのが得意で柔軟でしょう。ダメ男につけ込まれやすいんじゃないですか?」って言われましたよね。
■裏表のある陰口タイプは上唇が尖っている
本郷:実は、SかMかっていうのも顔ですぐにわかってしまいます。藤嶋さんはMタイプ。
藤嶋:でしょうね、たぶん(恥)。おっしゃる通り、ダメ男と結婚していたことがあります。そもそも、親とうまくいってなくて……。
本郷:でも、たくさんの愛を受け取ってきてもいますよね。
藤嶋:そうかもしれません(親以外の親族や男性など)。そういうこともわかるんですね。恋愛運も、顔と関係あるんでしょうか?
本郷:運というより、性格や恋愛傾向です。例えば、裏表のある女性かどうかは、唇を見ればわかります。上唇がツンと上向きになっている女性は、裏表があり陰口を言うタイプ。運気が下がる可能性はあります。
藤嶋:アヒル口とは違うんですか?
本郷:少し違います。でも、セクシーと言われる唇と似ています。男性には「騙されないように気をつけて」と言いたいです(笑)。よくない言葉って母音の「う」や「お」で終わる言葉が多いんですよ。「くそ!」「あほ」「もうっ」という感じで。
藤嶋:なるほど。怒っているとき、唇を尖らせますもんね。
本郷:「うれしい」「楽しい」「好き」「~したい」など、いい言葉って、母音が「い」や「え」などで終わる言葉が多いので、自然と口角が上がっていくんです。
藤嶋:英語でも「ラッキー」「ハッピー」って感じですね。そういえば、笑顔も「う」や「お」じゃなくて、「あ」や「え」ですね!
■口角を上げるいい言葉を使ってアンチエイジング
本郷:いい言葉を発することは、表情筋のトレーニングをしているようなものなんですよ。表情筋のトレーニングって、口角を引き上げる動きが多いんです。口角を上げると、頭皮のあたりまでツラレて動くのがわかりませんか? つまり、いい言葉を使うことは、アンチエイジングに繋がるようなんです。
藤嶋:ということは、愚痴ってばかりだと老けやすいということですね。私がコラムに書いている「ワクワクしている人はモテる」ということと、繋がってそうです。
本郷:そうだと思います。日常の思考や言葉が、自分の顔を作っているんですよね。外見を繕うのではなく、考え方を変えることが大切です。思考が変われば、言葉が変わります。言葉が変われば、筋肉のつき方が変わります。筋肉のつき方が変われば、表情が変わります。表情が変われば、印象が変わります。印象が変われば、周囲の「自分への接し方」が変わります。
藤嶋:自分の思考が「扱われ方」にも影響していたわけですね。
本郷:そうなんです。表裏のある人って、恋愛もうまくいきにくいと思うんですが、まずは、感情を表に出すことから練習すると表裏のギャップってうまっていくものだと思います。
藤嶋:なるほど、呼吸もまずは「吐く」ことに意識を向けることと似ているかもしれませんね。表情に出すことに抵抗のある人も、日本人の場合、多いかもしれませんが、私も「恥ずかしい」とか「うれしい」とか、素直に表現する人のほうがモテると思います。
本郷:そうですね。普段から、いい言葉を使う習慣を持ってみてください。キレイになれますよ!
いかがでしょうか。「いい言葉を使うこと」「気持ちを素直に表情に出すこと」で、魅力的な女性を目指しませんか? 本音で話せる友達に会う時間を作る、ひとりで映画鑑賞するなど日常生活のなかに、安心して気持ちを表情に出せる機会を作ることから始めてみてもいいかもしれませんね。
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