マリッジブルーを乗り越えて、ふたりの絆を深める秘訣

友人カップルと立ち寄ったバーでのことです。店内のTVで「10代でデキ婚するカップルたち」というドキュメンタリーを放送していました。

一杯やりながらそれを見ていた女友だちが「他人事じゃないわね。そう言えば、デキ婚決まったのにマリッジブルーで結局破談っていう人、知り合いにいる」と語り、びっくりしたものです。

マリッジブルーを乗り越えて、ふたりの絆を深める秘訣

マリッジブルーを乗り越えて、ふたりの絆を深める秘訣

(c) irinabraga – Fotolia.com

このように「本当にこの人でいいの?」「二人で幸せになれる?」と考えてしまうのはここイタリアでも同じ。

とはいえ、持ち前の行動力で問題を乗りこえていく強さは見習うところが多いです。ここでは、幸せをつかんだカップルが実践した「結婚前のもやもやの吹き飛ばし方」をご紹介します。

■期間を決めて距離を置いてみる
大工の彼に自分からプロポーズした知人女性がいます。婚約し、その後の段取りを決める時期になっても彼は「うーん」と首をひねるばかり。

披露宴の下見のため、あちこちレストランをはしごしてもイマイチな反応の彼をみて「人生の大事なシーンを、ちゃんと決められない人と結婚して本当に大丈夫なのか?」と不安になり、1か月間だけ距離を置くことにしたそうです。

「結婚したいのは自分だけで、彼はそうじゃないのかもしれない。愛情はあるの? とか、いろいろ考えたわよ」と語る彼女。

ひと月たって、彼が彼女の家を訪れ「話し合いたい」と持ちかけてきたとき「人の気も知らないで、アンタはいったいどうしたいのよ!」と彼女はブチ切れたそう。

しかし彼が「自分も主役になれる演出をしたい。君から聞いていたプランは花嫁ばっかりが主役で、内心おもしくなかった。でも、言い出せなくて」と本音を語ったとき、彼女は「二人の式なのに、自分ばかりが暴走していた」と反省しました。

あらためて、式のプランを考え直した二人は「披露宴で新郎の余興タイムをとる」ことに決めたそうです。

病院や老人ホームでマジックを披露するボランティアをやっていた彼は、当日見事なイリュージョンを披露し、会場は大盛りあがりでした。

「マリッジブルーになったとき、頭を冷やす時間を取れてよかった。お互い本音を出せなかったら、破談になってたかも」と彼女は苦笑いしていました。
 
 

■ワクワクすることをプラスする
レストランの2代目オーナーと、数か月後に挙式をひかえていた知人女性がいます。

彼の仕事柄、披露宴のセッティングはお手のもの。どちらが何を手配するか、二人の分担をきっちり細分化しリストアップ。

いつまでに何をしなくてはいけないかが一目瞭然で、あとは当日までの段取りを少しずつ済ませていくだけでした。

しかし「そういう手配は手慣れている彼だから心配はしてなかったけど、違和感があったのよね」と語る彼女。式当日に向けていろいろなことをこなしていくうちに、逆に彼女のテンションは下がっていきました。

「なんだか、仕事みたいで。自分たちの新しい人生を祝う日なんだ…っていう実感に欠けてて、ロマンチックさのかけらもない」と感じ、彼にとっては自分の結婚も仕事のうちなの? と思うありさま。

式のためにダイエットするストレスも重なり、彼女は彼の前で大泣きしてしまいました。

言葉につまりながら謝る彼は「ビジネスライクに見えてしまっていたら申し訳ない。舞い上がったあげく予算以上のプランを考えたり、分不相応な結婚式にしてしまわないよう、あえてクールにしていた」と話したそう。

少しづつやっている手配が片づくたびに何かプチイベントをやってみようか…という話に落ち着き、ようやく彼女の気も晴れました。

彼らが手始めにやったのはプチ旅行で、彼女の体重が2キロ落ちたときでした。

「スマホや地図を持たないで駅に行き、最初に来た電車の終点で降りて観光」というサバイバルチックな旅が意外に楽しめたとか。

「その後もプチイベントをぼちぼちやったおかげで、マリッジブルーがどこかに消えていったわ。ダイエットも当日に間に合ったしね」と語る彼女でした。

式もその後の生活も、片方が引っぱるだけではまわらないのが結婚の現実です。もやもやした不安があっても一人で抱えこまず、相手にきちんと伝えて解決するのが、マリッジブルーを乗りこえる秘けつと言えるでしょう。

どんなときも、二人でやっていこう…という気持ちを忘れないよう、気をつけてくださいね。
 
 
(金丸 標)

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