映画『先輩と彼女』に学ぶ、好きな人が別の人を好きだった時の対策

好きになった人には、好きな人がいる……

そんな切ない恋を経験したことがある女性は、少なくないと思います。想いが一方通行で、どんなに頑張っても報われない虚しさ。両想いになるのが難しいとわかっていても、好きという気持ちを断ち切れない苦しさ。

報われない片想いに悩むのに、年齢なんて関係ありません。10代であっても、アラサーであっても、受け止められず恋心を持て余してしまった時、恋のつらい側面を目の当たりにするのです。

映画『先輩と彼女』には、片想いに悩んだことがある人なら、共感できるシーンやセリフがたくさんあります。

「こんな思いなんて、することないと思ってた」

「好きなの、やめられたら、どれくらい楽かな」

「やっぱり、かなわないかもしれない」

「報われないからってやめられたら、そんなん本物じゃないし」

好きな人が自分以外の誰かを想っている時、思わず口にしてしまう言葉や、どうしても叶えたい願いが、この映画にはたくさん詰まっているのです。

今回は、『先輩と彼女』より、想い人に好きな人がいたらどうする? を考えようと思います。

「やっぱムリでしょ。好きなの、やめるなんて」

好きな人が自分以外の誰かを好きだと知って、「じゃあ、やめとこう」とあっさり諦められたらラクですよね。でも、人間の心はそれほど簡単に割り切れるものではありません。頭の中で赤信号が点滅していても、心は青信号。GO! と強く訴えてしまうんです。

『先輩と彼女』のヒロイン、りかも好きになった美野原先輩(通称:みの先輩)が別の人を想っていると知り、悩みます。とりあえず告白して玉砕してみたり、それでもみの先輩のそばを離れようとしなかったり、みの先輩が好きな女性に詰め寄ってみたり。

これでもか! というくらいにジタバタするんですが、そんなりかの行動には、女性なら納得できるはずです。いきなり告白するとか、実際に自分がやるかどうかは別にして、報われない片想いをすると、ほぼ100%の女性がりかと同じ思考回路になるに違いありません。

そして、アレコレ考えを巡らせて、最終的にたどり着くのは……

「私じゃない人を見つめていても、あなたが好き」

そうなんです。諦めたくても諦められないのが、恋。

中途半端に我慢して後悔するよりは、とことん自分の想いを遂げた方が良いでしょう。どんな結末を迎えるにしても、やりきったと思えたら悔いはないはずです。

好きな人が、もしフラれたら……?

映画の中には、こんなシーンがあります。みの先輩がフラれたのを知って、りかは喜び、でも喜ぶ自分をすぐに反省するんです。

「好きな人が自分のこと好きじゃないって、めちゃくちゃつらいのに……」と。

多分、ライバルがいる片想いが成就するか否かは、ココで決まるんじゃないでしょうか?

ライバルが好きな人を振るという形で去って行った場合、フラれた好きな人の気持ちをどれだけ汲めるかが大事です。

そして、想いを寄せる人に振り向いてもらえないつらさは、自分が一番よく知っているということも重要だと思います。独りよがりに自分の幸せだけを望むのではなく、愛する人の幸せを望むことができれば、苦しい恋にも明るい未来が見えてくるはずです。

オンナはいつでも乙女!

『先輩と彼女』の原作は、全2巻なのに発行部数100万部を超える伝説の人気少女漫画。「マンガなんだぁ」と軽く見れば、絶対に泣いちゃいます。いや、怒るかもしれない。悔しがったり、悲しくなったりする人もいるかもしれません。スクリーンを見つめるうちに、心は瑞々しく甘酸っぱいラブストーリーに引き込まれていきます。誰もが、乙女になるんじゃないでしょうか?

池田千尋監督いわく、「キラキラしたものを作ろうと思いました。原作の中のカッコいい、突飛なところをそのままではなく、実感を持って演じながら、内面から出てくるものを捉えたいなと」。漫画ならではの良さを残しつつ、実写の生々しさがちょうど良く融合して、女性の恋する本能を刺激します。

……恋って、つらいよね。でも、すっごくいいものだよね。

そんなキラキラした感覚に、しみじみと浸れる青春映画です。『先輩と彼女』現在、公開中。


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