“結婚前からレス”で不満を抱える女性が増加中!? いまどきの「セックスレス事情」が気になる!

■セックスは面倒なもの!? 

 「男女の生活と意識に関する調査(第7回・2014年/日本家族計画協会)」によると、夫婦のうち「この1ヶ月以上セックスが行われていないセックスレス」は44.6%(男性36.2%、女性50.3%)という数字になっています。

 過去の結果(2008年36.5%、2010年40.8%、2012年41.3%)から見ても年々増えており、もはや夫婦間のセックスレスは歯止めの利かない状態。

 最近は、結婚前のカップルにおけるセックスレスも増えています。

 昭和の昔は「結婚するまでは貞操を守る(=セックスしない)」というカップルも少なくなかったのですが、現代のそれはまったく事情が異なります。

 「以前はセックスしていたのに、だんだん彼氏がしなくなってしまった」。まるで長い結婚生活の末のマンネリを彷彿とさせる悩みが、未婚の女性から多く寄せられるようになってしまったのです。

 筆者の周辺にいる、いわゆる草食系っぽい男性(自称も含む)何名かにリサーチしてみたところ、「セックスレスになりつつあるのではないか?」と感じるコメントがいくつかありました。

「疲れてるから早く寝たい(添い寝だけで充分)」(同棲中・29歳)
「別にしなくてもいいと思ってる(求められればする)」(恋人あり・30歳)
「それほど『したい』と思わない(キスはする)」(恋人あり・25歳)
「デキちゃった婚とかになったら面倒だから、最初からしない」(恋人なし・33歳)

 回答をくれた男性は皆20~30代。働き盛りといってもまだまだ体力的にはピークであるはずのお年頃です。「最初からしない」回答者以外は特定の相手(恋人)がいます。しかも全員「(自分は)セックスレスだと思っていない」のです。※恋人のいる3名は全員、過去1ヵ月以内にセックスはしていないとの回答

 おそらくこれが、平均的カップルの実態ではないかと筆者は想像しました。

 相手の彼女も不満に感じていなければ、恋人関係は良好です。とはいえ今後結婚したら、問題にならないとも限りません。

 実際、筆者のところには「どう切り出したらいいのかわからない」ために、セックスレスの悩みをひとりで抱えている女性の声が多く寄せられます。夫婦間では男女半々くらいなのに対し、結婚前のカップルでは圧倒的に女性からの悩みが多いのです。

 ふたりとも「悩んでいない/このままでいい」と思っているならば、セックスレスは問題視されません。

 「このままじゃ困る(イヤだ)」とどちらか一方が不満だから、解決したくて悩むのです。では、セックスのない状態でも問題にならない恋人(夫婦)関係とは、どんなものなのでしょうか。

■問題にならないセックスレスとは

 恋人や夫婦間における愛情の確認は、何もセックスに限ったことではありません。むしろセックス以外の愛情表現で互いの気持ちを確認できなければ、長くつき合っていくことは難しいでしょう。

 状態としてはセックスレスであっても、交際(結婚生活)においては順調だと双方が認識しているのが以下のケースです(ただし、当事者たちがそう答えているだけで、心の奥で不満を抱いているかはわかりません)。

■友達/家族化カップル

 長年寄り添っていくうちに、なんとなくセックスすることから遠ざかってしまうカップルは多数います。

 それでも「かけがえのないパートナー」であると双方が感じていれば、次第に「セックスはそれほど重要ではない」という意識に変わる場合もあります。

 まるで老夫婦のように落ち着いた関係でも、そこに新たな喜びや幸せを見いだせれば、セックスに固執しなくてもいいのかもしれません。

■双方不倫の仮面夫婦

 「セックスは家庭に持ち込まない」いつからか、そのような不文律ができてしまうカップルもいます。

 話し合いのもと、パートナー公認で「割り切った関係」を外部に求めるのは寂しいような気もしますが、そのほうが良好な関係を築けるケースも中にはあるようです(性生活の不一致など)。

■スキンシップは保たれているカップル

 セックスを「挿入を伴う行為」と限定するならば、そこまで達しないスキンシップはすべてセックスレスだと捉える向きもあります。

 しかし、ハグやキスを欠かさない、一緒に入浴する、裸で触れ合うなどのスキンシップが保たれていれば、(特に女性は)さほど不満に思わなくなるでしょう。

 セックスにおける挿入は、必ずしもマストではありません。男性側の身体的事情(EDなど)が生じた場合も、スキンシップを欠かさないほうが回復が早まるともいわれます。

 パートナーとのセックスを復活できればすべてが解決……という単純な問題でもないのが、セックスレスの悩みを深刻にしてしまう一因です。

 そういう意味では「別のカタチで満足できるようにする」ことも、ひとつの解決方法といえるのではないでしょうか。

【島田佳奈の恋愛コラムガイド:島田 佳奈】

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