結婚カウンセラーが教える「理想の結婚相手 第2位 “誠実な人”」の見分け方

こんにちは。結婚相談所カウンセラーの山本麻美です。前回は「理想の結婚相手 第1位 ”おおらかな人”」の見分け方をご紹介しました。今回は、第2位の「”誠実な人”の見分け方」をお送りします。おおらかな人と違い、誠実な人なのかは、服装や髪型などの見た目だけでも判断しやすいと思いますが、誠実そうに見えても、全くそうでないこともあります。後で、こんなはずじゃなかったということにならないように、しっかり見極めておきましょう。

1、「誠実な人」ってどんな人?

多くの人にリサーチするうちに、「誠実」に対する解釈が人によって、ずいぶん異なるようなので、ここで言う「誠実」の意味をいったん定義しておきます。

「誠実」の言葉の意味を、辞書で引いてみました。誠実とは、「私利私欲を交えず、真心をもって人や物事に対すること。偽りがなく、まじめなこと。」であるそうです。でも、辞書が示すとおりに、偽りがなく真面目でも、「誠実な女性」という表現はあまり使いませんよね。誠実という言葉は、ほとんど男性にしか使われない男性を形容する言葉なのです。

それを踏まえて、30代の既婚未婚の男女に「誠実な人」とはどんな男性のことだと思うか調査したところ、男女で認識がはっきり分かれていました。女性が全員一致した意見は、「浮気をしない人」。そして、ほとんどの男性は「奥さん(彼女)と仲が良い人」と回答しました。

その他の少数派の意見としては、「異性に積極的でない人」「話し合いに向き合う人」や、「茶髪でない・服装がチャラくない」という外見のまじめさや、「ギャンブルをしない人」というお金に関する秘密を持たないことも「誠実」を表す人柄として見なしていいようです。

2、「誠実」に対する男女間の感覚のズレ

「誠実な人」というイメージに対して、女性が主張するのは「浮気をしない人」で、男性が主張するのは「奥さん(彼女)と仲が良い人」ですから、男女間で、「誠実」に対して、ずいぶんと認識が違うようです。女性は「奥さん(彼女)と仲が良い」だけでは、 誠実な男性だと見なさないことがはっきり分かります。

一方で、「奥さん(彼女)と仲が良い」だけで「誠実」と見なす男性側の意見は、「誠実=バレないこと」。男性同士の文化の中では、「奥さん(彼女)と仲が良くて」「子供を大切にしていて」「モテるのにもかかわらず、一人の女性を大切にする」人のことを「誠実」と呼ぶ微妙なニュアンスがあるようです。モテないから、結果的に浮気が出来ない人は、同じ男性から「誠実」の勲章をもらえず、「誠実」よりワンランク下の「真面目」という括りに入れられてしまうのだとか。

だから、女性が重視する“浮気をしない”という意味での「誠実な人」を見分けたいのなら、 男友達から「真面目なやつ」と言われている人を選ぶのもひとつの手。

3、「浮気をしない人」の見分け方

それでは、本題に戻りましょう。どのようにして、「誠実=浮気をしない」人を見分ければいいのでしょうか。

単刀直入に、「浮気したことある?」と聞いて下さい。できれば、初めてふたりで飲みに行った日に、お酒を飲みながら、お互いの過去の恋愛話をしている時にあくまでもさらっとがベストです。お付き合いしてからでは、本当のことを言わなくなりがちです。返ってきた答えよりも、反応をよく観察することが大切です。

本当に浮気をしたことのない人は、即答で「本当にないよ」と何度も口にするはず。一方、「ないよ」と1回しか言わずに「君は?」とすぐに切り返してくる人は、後ろめたくて、1回しか言えないのです。適当にごまかそうとしているのかもしれません。では、「ある」と認めて正直に話す人はどうでしょう?ある意味、嘘をつけない誠実な人かもしれません。ただし、開き直る人は、罪悪感が消え去っています。既に、浮気をすることに対して心のハードルがありませんので、一生そういう人だと思って諦めるしかありません。

4、本当の意味の「誠実」を見失わないこと

平均から言うと、結婚後に50年も生きる長い人生。何年も真面目に生きていても、出会いは予告なくやってきます。相手にも自分にも、ある日突然、好きな人が出来て心迷う事もある、と覚悟しておくことも必要なのかもしれません。ただ単に浮気をしないというだけではなく、真心をもってパートナーに向き合うという意味での「誠実」は、男性だけでなく女性にも試される時が来ます。そんな危機を一緒に乗り越えられるパートナーを見つけたいものですね!!

 

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