頭ではわかっているけど、なかなか不倫から抜け出せません 【イケメン精神科医Dr. Bambi】

こんばんは。精神科医のDr. Bambiです。深夜、ついつい悩んだりして、感情に押しつぶされて眠れない…。みなさまのお悩みを、解消する手助けができればと思います。今晩は、不倫から抜け出せないと悩むあみさんからのお悩みです。

不倫から抜け出せない 【イケメン精神科医Dr. Bambi】

画像:(c)andreaobzerova – Fotolia.com

■あみさん(32歳)のお悩み 
25歳の時、5年付き合った彼と別れました。DV彼氏で周囲には別れろと言われ、彼の束縛で友達もなくしました。そんな彼が突如二股そして二股相手と結婚。悔しいけれど離れられて良かったと友人たちからは安心されました。

しかし、その後なかなかいい恋愛ができません。お互い都合のいい相手と25歳から28歳の間、複数名と付き合い、28歳で出会った人と数年不倫を続けています。

結婚に対しての憧れはありませんし、彼の家庭を壊そうとも思いません。幼少期からあまり愛を感じずに育った結果でしょうか? 

愛されたいと思うけど、相手にそれをうまく伝えられず…。既婚者は都合よくかわいがってくれるから、そこに甘えてしまいます。けれど今後の自分を考えたら…もうこれ以上精神的ダメージは受けたくありません。

もし、幼いときの家庭環境が不倫へ後押ししてしまっているなら、どうやって解決すればよいのでしょうか。教えてください。

■Dr. Bambiからあみさんへ
あみさんは、あまり愛情を受けずに育ったと感じているのですね。小さい頃の家庭環境に恵まれていなかったのでしょうか。『三つ子の魂百まで』といいますが、幼少期の出来事はその後の性格に大きな影響を与えると考えられています。

認知療法の世界では、幼少期のトラウマ体験は『負のスキーマ』となると考えられています。スキーマとは、心の奥底にある根拠のない思い込みのことです。

つまり負のスキーマとは「自分はダメな人間だ」「自分は愛されていない」「自分には価値がない」などといった思い込みのことを指します。
 
 

こういった考えは普段は表に出ることはなく、心の奥底にしまわれています。しかし、物事がうまくいかないときは、そのスキーマが意識されるようになり負のスパイラルへと陥りやすいのです。

あみさんのように「自分は愛されていない」というスキーマを持っていると、愛情に執着しやすく、見捨てられて愛されていない状態になることがもっとも受け入れがたい状態と認識されます。DVを受けてもその愛情を手放したくないという考えに結びつく、依存的な恋愛体質になりやすいと言えるでしょう。

不倫関係が続いていることに関しても同様です。本質的な幸せではないと頭では分かっていながらも、仮初の愛情に執着しているから別れることが出来ないのです。

このような状態から脱却するには、負のスキーマを変えることが必要です。

本日は、スキーマを変える方法を1つご紹介します。まず、紙とペンをご用意ください。そして今までに「自分が愛されていない」と思ったエピソードを箇条書きにして書いてみましょう。

書けましたか? 

これはあまり多く書くと落ち込んでしまうのでほどほどにしましょう。

次に、「自分が愛された」エピソードをいくつか書いてみましょう。両親、兄弟、友人、先輩後輩など、いろいろな人との関わりの中であったこと、些細なことでも大丈夫です。

そしてその2つをつなげて事実をつくってみましょう。例えば、「両親は小さいころ自分にあまり関心を持ってくれなかった」しかし「大学受験に合格したときはとても喜んでくれた」などです。

このようにしていくと、物事には必ず負の側面と正の側面があることに気づくはずです。事実は詳細に突き詰めていくと、悪いことばかりということはありえません。そう思っているのならば、それがスキーマなのです。

こういった事実の確認をしていくことで、負の思い込みを少しずつ修正していく作業が認知療法です。

勘違いしやすい点は、スキーマを変えると書きましたが、それは本来のあみさんとは180度違う、正のスキーマを持った『根明な』人間に生まれ変わろうということではありません。

じつは負のスキーマも、悪いことばかりではないのです。あみさんが「愛されていない」と心の奥底で思うことで、その後の人生で人から愛されるための努力をする原動力になったり、他人に優しく接することが出来たりしたのではないでしょうか。

逆に極端な正のスキーマを持っていると、いつでも自分が正しいと思い込む嫌な奴になってしまうかもしれませんよね。

しかし、極端な負のスキーマも現実に適応的ではなく、気分も滅入らせます。

あみさん、いまより少しだけ良い現実に目を向けてみてください。そして心の奥底にある負の思い込みを少しだけ軽くしてみましょう。日々そういった考え方のトレーニングをすることで、依存的な恋愛体質も少しずつ改善していくことができるはずです。

あみさん
“The longest journey begins with a single step.”

イケメン精神科医Dr. Bambiが深夜に悩むあなたに癒しのアドバイス! みなさんからのココロのご相談募集中(http://woman.excite.co.jp/present/20131211190512016/)
 
 
(Dr.Bambi)

この記事どうだった?

0いいね!

2うーん…