【コラム】理系のための恋愛論 第579回 年齢を重ねてきた女子が男子に求めるものとは?

恋愛に求めるもの、恋人に求めることも、年齢とともに変化していくものです。たとえば若いころは、女の子に外見のかわいさやハデさ、友だちに自慢できる要素みたいなものを少なからず求めていたという男子、いるかもしれません。

そんな男の子だった自分も、年齢を重ねてきたらいつの間にか、女性に違ったものを求めるようになってきた……という部分は誰にでもあるのではないかと思います。

女の子も同様に、若いときは男子に対して、カッコいい外見やぐいぐい引っ張ってくれる強引さ。アグレッシブで遅くまでバリバリ働いていて仕事ができる人。彼から学べることが多く、私を高めてくれる人。いい車に乗っていて、おしゃれで友人から、「彼氏カッコいいね」とうらやましがられるような男子を求めていたかもしれません。

ですが、女の子も年を重ねて大人になると、恋愛するにしても以前とは違ったことを男性に求めるようになっていたというのはよくあること。

今日は、恋愛経験、社会経験、年齢を重ねてきた女子が、若いころとは違って恋愛にどのような要素を、男性にどういったものを求めるようになっていくのか? という問題について考えてみることにします。

若い時に、仕事をがんばってきて恋愛相手の男性にも、何よりも仕事優先でいてほしい。お互いに仕事をがんばろうねという感じできた女性も、年齢を重ねるといつしか、(仕事が忙しいのはわかるけど、すれ違いばかりでなかなかふたりの時間を作れないのがさみしい)とか、(もっと2人でのんびりしたり、ゆっくりいろんな話をしたりする時間がほしい)と、考えるようになってくるものです。

周囲の人からみると、Aちゃんの彼氏ってみんなが憧れるような職業に就いてバリバリ仕事していてうらやましいと思われていたとしても、デートはドタキャンばかりで、2人でいる時間も彼はすぐに電話で離席するし、「ごめん、急な仕事が入った」とせっかくのデートも早めに切り上げることが多いというのでは、彼女としてはだんだんさみしさがつのってきてしまうこともあるわけです。

そういった恋愛経験でさみしい思いをした女子は、ハタからみてうらやましく思われる男性より、生活時間帯が一緒な感じで付き合ったら2人の時間を作ってくれる人のほうがいいかもと思うようになってきます。

また、男性も女性も30代も半ばに突入すると、親が病気になったり、具合が悪くなったりする。親が入院してしまう、家族の心配をしなくてはならない経験をするという可能性が少なからず出てくるものです。

そんなときに、仕事はできるし、あたまも切れる人だと思っていたのに、「たいへんだね」とLINEのひと言で済ませてしまう彼氏なのか? 「大丈夫? 必要なものをそろえて病院まで持っていくから、心配せずに親御さんに付き添ってあげてて」と行動してくれる彼氏なのか? といったことも気になるところです。

その時の彼氏の行動次第で、(たいへんだね。落ち着いたらまた連絡してって…。それだけ?)(こういう人と付き合っていたら、いざという時にひとりでつらい思いをしそう)と別れを決意してしまう女子もいるでしょう。

反対に、彼がとても自分を助けてくれて、困っているときに助けてくれる頼れる男だったんだとあらためて彼を見直して、ホレ直してしまう女子もいることでしょう。

10代20代のときは、これくらいのこと自分ひとりで何とか切り抜けてきたのに、30代になったら少し誰かに頼りたくなってきた。いい時ばかりじゃなくて、困っているときやダメな感じのときに、寄り添って手助けしてくれる人がいいなと思うようになるのは、女性だけでなく男性も同じかもしれません。

また、どこそこにおいしいパン屋さんがあると聞いたら、車で1時間かかるところにも行ってしまう。流行りのおいしいお店があると聞けば、長時間並んででも食べにいってしまう……といった行動を取っていたとしても、年齢とともに仕事が忙しくなってくると、休日は寝ていたい。疲れているから、家でのんびりしたいと思うようになるのも、女子だけではなく男子も同じだと思います。

そんなふうに生活環境や生活リズムが変わってきたときに、たまには遠くのお店においしいものを食べにいくのもいいけれど、ふだんは2人でスーパーへ行って、あれこれ言いながら買い出しをしてお互いに手料理を作って食べたり。

近所で通いやすい、お手頃価格でおいしい定食屋さんをみつけて、そこに通ったりするほうが気楽、というふうに行動パターンがかわってくる人も多いものです。

大事にしたいこと、やりたいこと、守りたいものが年齢とともに変わってきて、そのために恋愛にも求めているものが変わってしまったというのはよくあることなのです。

がんばりつづけることから降りるとか、そういう意味ではなく、年齢を重ねると少し息抜きしたりさぼったり、ムダなことをする心の余裕ができてくるもの。そんな女の子の心の変化に気づいてあげられると、恋愛が長続きすると思います。

また、これから新しい恋をはじめたい男子は、若いころと比べたら、女子に求めているものが変わっているかも? と自覚的に考えてみると、同年代の女の子の気持ちもみえてくるかもしれません。

恋愛で、前と同じ過ちは繰り返さない。前の恋愛を教訓にして、次は同じ失敗をしないようにするぞ! と思ってみるのもいいことだと思います。今の自分にぴったりの、地に足の着いた感じの恋愛をみつけてほしいところです。

酒井冬雪です。私は最近、男の人には「熱さ!」みたいなものが大事! と思うようになってきました。以前は、熱い男子ってうざそう……ぐらいに思っていたのですが、最近は男子は熱くないと! と考え方が変わってます。なんだろう、熱くなるべきときにはちゃんと熱くなろう! みたいな感じですかね。足があったかい男子っていうだけでもじゅうぶんですが……。では、またねー!

(酒井冬雪)