ケンカするほど仲が良いは本当? ケンカ恋愛維持法

 出会って間もないカップルは、お互いをほめ合うことが多いもの。相手の欠点がわかっていても、ついつい遠慮が先にたってしまい、それを口に出して、なかなか指摘出来ないものです。でも、お互いが慣れ親しんで来ると、文句ばかり言い合うようになることも。これは、ある意味、お互いがこころを開いて許しあっている証拠とも言えます。

 口ゲンカをするということは、お互いが何でも言い合える関係ということ。そうした意味では、ストレスフリーな対等関係と言えます。どちらか一方が文句ばかり言っていて、片方はそれを黙って我慢して聞いているだけ。そんなカップルは、片方が聖人でもない限り、まず長続きすることはないでしょう。とはいえ、年がら年中言い合いばかりしているカップル。果たして、こういったカップルが幸せな関係を長続きさせることができるものなのでしょうか?

■何でも言い合えるカップルは長続きする?

 しょっちゅうケンカばかりしているカップルは、少なくとも、お互いコミュニケーションを取り合っているわけなので、お互い好きなことを何も言えないカップルよりは、長続きする要素が高いと言えます。

 アメリカの心理学者ジョン・バーグ博士とロナルド・マックイン博士らは、38組のカップルを対象に、4ヵ月の追跡調査を行いました。お互いの会話の状況をモニターしながら、彼らが4ヵ月後にどの様な関係になっているかを調べたのです。その結果、「お互いに言いたいことを何でも伝えあっているカップルの方が、そうでないカップルよりも恋愛が継続する傾向がある」と判明したそうです。これは、しごく当然の結果の様にも思えます。でも、大切なのは、実は言い合っている会話の内容に関係しています。

■ホメと文句のバランスが大切

 何でも言い合うという意味は、相手の欠点ばかりを指摘したり、文句ばかり言い合っているということではありません。ふとした瞬間に相手のことがとても愛おしく感じられたら、それを恥ずかしがらずに言葉にしてみる。日ごろから感謝の気持ちを、素直に口に出して相手に伝える。などなど。お互いに、ポジティブな言葉を交わし合うことも含まれています。

 先ほどの実験結果をもう少し詳しく説明すると、「仲の良いカップルは、相手をほめる事も、けなすことも、同じくらいにしている」ということです。当たり前と言えば、当たり前ですが、喧嘩するほど仲が良いとは、「お互い忌憚なくケンカできるほどコミュニケーションが取れる仲」という意味で、決して喧嘩ばかりしている関係を意味するものではありません。何よりも大切なのは、「親しき仲にも礼儀あり」。お互い相手に対する思いやりは絶対条件です。

■夫婦喧嘩は犬も食わない

 あなたが、おつきあいしている相手といつも喧嘩ばかりしているとしたら?

 まず、何が原因の喧嘩なのかを振り返ってみましょう。それが、お互いに変えようのない欠点だったり、根本的な考え方の違いだったり、カップルにとっての反則行為だったりした場合、言うまでもなく、すぐに別れてしまうのが得策です。

 こうしたカップルが、結婚して子どもができ、相変わらず喧嘩が絶えないとしたら、せっかく生まれてきた子どもは、確実に傷つくことを覚えておいてください。両親の不仲は、子どもの人格形成に最もネガティブな影響を与えることがあります。

 そんな事を考えながら、ケンカを恋愛維持の一つの清涼剤としてみては如何でしょうか?

【恋愛ガイド:永瀬 久嗣】

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