△例「一目惚れなの。○○クンの顔が好みなんだ」
なんで△かというと、男性の顔だけを褒めているからです。
心理学では、男性は全体の雰囲気やフォルムに関心を持ち、女性はディテールに関心を持つといわれています。
犯罪が発生したときの目撃情報でも、男性は身長や骨格、風貌など全体像が記憶に残っているのに対し、女性はどんな靴を履いていたかとか、帽子は何色だったか、など細かい特徴を挙げるそうです。
何がいいたいかというと、その関心を持つところというのは、裏を返せば自分が見て欲しいと願っているところでもあるということ。
女性は、「目が大きい」とか「髪がきれい」などディテールを褒められると喜びますが、男性は「身体が大きくて、やさしい雰囲気。包み込んでくれそう」など全体的なフォルムを褒められるのを好みます。だから全体から見てほんの一部である”顔”だけを褒めても響かないんです。
○例「好きです。だって○○サン、社内のどの男性よりも格好いいから」
女性が絶対評価を好むのに対して男性は相対評価を好むという調査結果があります。
特に、他と比べたうえで彼がトップに位置していることを示すと効果的でしょう。
ホステスさんは男性客に対して、
「このお店のお客様の中で、あなたが1番やさしい」と、褒めるといいます。
一方ホストは女性客に、
「キミの指って本当に綺麗だね」と、その人だけの魅力やディテールを褒めるんだとか。
プロの”褒めテクニック”には、上手く男女の心理の違いが生かされているわけです。
◎例「あなたといると何となく楽しい。だからいつも一緒にいたいな」
女性なら「何となく楽しい」じゃ物足りないと思うかもしれないですが、実は、細部より全体の雰囲気を重視する男性には効果的なフレーズなんです。
「あのときにこんな言葉をかけてもらって、素敵な人だと思った」、など具体的な例をあげるのもいいですが、それにも増して、
「楽しい」「一緒にいたい」などダイレクトな今の感情をはっきり伝えることの方が重要です!
メールでもそうなのですが、形容詞や感情を表現する言葉を使って話すと、男性の心には刺さりやすくなるようです。
おわりに
いかがでしょうか?
女性から告白して付き合うことになると、男性の方が立場が上というような上下関係が出来てしまうのでは? と心配する方もいます。でもそこは腕次第!
告白の一瞬だけ「わたしと付き合って」と自分を下に持っていったとしても、その後すぐに関係を戻せば対等にお付き合いは出来ます。
さあ、あなたも「全体像」「相対評価」を使った告白にトライしてみませんか?
“言えない彼”は、彼女からの告白を待っているかもしれませんよ。
参考文献
「恋愛心理学」 植木理恵 青春出版社
Photo by kylekuo
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