出会いは求めない!
出会いのきっかけが分からない。人が苦手。もし、あなたが今そう思っているなら、出会おうとしないことが大事! 苦手意識があるのに、無理やり出会いの場に足を踏み入れても、緊張感や恐怖心で相手に最悪な第一印象を与えるだけです。
では、一体どうやって出会えばいいのか……。私のところにカウンセリングを受けにきたAさんの例を挙げたいと思います。
自分の好きなことに取り組む!
典型的な人見知りで無趣味だというAさんが、「恋人がほしい」と私のところに相談にきました。そこで私は、一つくらい好きなことがあるだろうと聞き出すと、Aさんはグルメに関心があると言いました。ですから、さっそくSNSのコミュニティーで、一緒にグルメサークルを探すことにしたのです。
その際条件に挙げたのは以下二点です。
(1)男女がたくさん集まるサークル
(2)管理人のレスポンスが速くて対応が良いこと
すぐに条件に合うサークルが見つかり、いよいよオフ会に参加することに……。そして、その時にAさんにアドバイスしたのは、
(1)参加者と仲良くなろうとしない
(2)自分からは絶対に話しかけない
(3)どんな美味しい料理が出てきたか、次回のカウンセリング時に教えてほしい
という三点のみです。
すると後日、Aさんは意気揚々とやってきました。聞くと、色々な人と話ができたとのこと。そして、ぜひまたオフ会に参加したいと言ったのです!!
理想の出会いとは?
また、“人との関わりを持たなくていい”というアドバイスも重要なポイントです。「今日は料理を楽しむのであって、人とは話さなくてもいいんだ!」そう思えたことが、Aさんの気持ちを軽くしたのです!
ただ、行った先では同じ趣味を持つ人たちが集まるわけですから、自分から動かなくても、相手から関わりを持ってくるのでしょう。話しかけられたら、それに対する回答を示せばいいだけ。
自分から話しかけるよりもずいぶんと気持ちが楽です。それくらいならばと、人見知りのAさんでも対応できます。実はそれくらいラフな空気感の出会いが、人との関わりのスタートとして、望ましいものなのです。
Aさんのように出会いの場が苦手だという人も、出会いの場は苦手ではないけれど良い出会いがないと思っている人も、ぜひ、出会いを意識しない、自分の好きな、興味のあるフィールドを探して出向いてみてはどうでしょうか。
たとえ向かった先に素敵な出会いが待ち受けていなくても、自分の好きなことに携われるのであれば、時間とお金が無駄ではなかったと思えるはずです。恋愛を意識しない出会いの場に、あなたの運命の人が待ち受けているかもしれません。