結婚を遠ざける思考の悪癖、トキメキ病とは?

最近気づいたことだが、結婚したくても結婚できない人には、ムダな思考のクセがあるようだ。 結婚にまったく関係のない要素ばかりにひかれ、振り回されている。結婚以前に、このクセをなんとかしたほうがいいかもしれない。

■面倒を見ている自分が大好き、ダメンズブリーダー
金なし、職なし、余裕(も当然)なしのダメンズとばかりつきあっていたA子は、35歳になって、「もう変わりたい、結婚したい」と決意して、婚活パーティーに通いはじめた。そこで出会った男は、年下の外資系企業の営業マン。

一見、普通のサラリーマンなのだけれど、A子とつきあいはじめて、あっという間に仕事を辞め、A子宅に住みはじめてしまったのだ。

何でその彼が良かったの?と聞くと、「きちんと仕事していたし、夢もあったし、見た目も好きだし」と、条件をあげながらも、最後にこう付け加えた。「それに、何だか面倒見てあげたくなるんだよね」。

間違った母性が男の甘えや弱さを生むのか、条件で選んだつもりが、恋の悪循環を呼ぶ思考クセは抜けていない。

■甘い不倫から逃れられない
不倫がクセになっていたB子は、それが病だという自覚症状がない。この10年で、3人もの家庭持ちとつきあっているにも関わらず、だ。「ほかに彼氏ができたら不倫はやめる」がクチグセだったし、実際に、その時々、独身の彼氏もできるのだけれど、すぐに別れてしまう。

理由は単純。不倫のほうがおいしく感じるからだ。結婚相手が地味な白米だとするなら、不倫はデコラティヴなスイーツ。対等に向き合い、結婚という目的がちらつく独身の彼がしてくれないであろうあらゆるサービスや甘い愛の行為も、不倫の彼ならばしてくれる。だから、その甘さに一度本気でハマると、スイーツなくしては生きていけないかのように、不倫中毒になる。ホントは味覚異常なんだけどね。

ちなみに、最近はスイーツ不倫男ではなく、“ダメ+不倫男”にハマる女性も多い。いずれにしろ、不倫という安住の地がある限り、なかなか前に進めない。その現実と消耗するエネルギーと時間を自覚しているなら止めませんが。

■王子様に憧れ続ける、メンクイ乙女
知人のC子は、12年間、彼氏がいない。普通に見た目も中身も可愛らしいのになぜだろうと思っていたが、あるとき、飲み会に同席する機会があって気づいた。彼女はメンクイという病にかかっているのだと思う。いわゆるいまいちなルックスや普通のルックスの男子には、基本的に目もくれない。大人の対応くらいはするけど……。

一方、カッコいい男子の前では、思いきり女の子になっている。つまり、じっとり見つめているだけで、器用にアタックできるわけでもない。とりたてて目立つ美女というわけでもないC子に振り向く機会は薄い。筋金入りのメンクイで、1人身を続けているうちに、すっかりその生活にも慣れて恋愛へのハードルが上がりきってしまったのではないかと思う。

以上、それぞれ異なる恋愛ダメ思考回路を持っている3人。ダメ恋愛パターンは、それぞれだし、もっともっと微細にわたるけれど、そこには共通点がある。

■現実を直視しないからこそ生まれるトキメキ
それは、男女関係において、ある種の、強いトキメキを重視しているというところだ。ハプニングや夢やドラマなど強烈に揺さぶられる何かがないと、異性に惚れられない、交際は始まらない。半ば、無意識のうちに。

たとえ、つきあっても、その最中も何かドラマが起こらないと気が済まないよう。ダメンズブリーダーも、不倫癖も、メンクイ女子も実はそこでつながっている。半ば無意識のうちに。お酒を飲んだ勢いでSEXしないと恋愛がはじめられないD子も、友だちの彼ばかり好きになるE子も同類だ。

トキメキ――恋愛感情がきっかけにならない結婚は難しい。けれど、結婚したいのにできない人は、恋愛至上主義者か、もしくは、このトキメキ病にかかっているのだ。

■トキメキ病に処方箋はあるの?
結婚している人々の多くは言う。「結婚にトキメキなんて必要ない。結婚生活ってそういう次元の話じゃないから」「どんなに強い恋愛感情も、2~3年で終わる」「生理的に好みかどうかなんて、時間とともに変化していくもの」などなど……。

たしかにその通りなのかもしれない。でも、思考や行動の悪癖を変えるのは難しい。どうすれば、いいのだろう。

□ステップ1
まずは、どんな病も自覚・分析すること。自覚するだけでも、だいぶ、変わるということ。これまでハマった悪いパターンを思い返してみる。そして、それを自覚したら手放すイメージを持つ。

□ステップ2
新しいイメージを植え付ける。既婚者の多くは言う。結婚は生活だから、ベストな結婚相手とは心の底から信頼できて、一緒に過ごしていて快適であるかどうかだ、と。自分はどういう状態ならば、快適なのかを描きだしてみよう。

□ステップ3
さまざまな異性と交わってみること。ステップ2に従って、新しいイメージ(信頼できる、かつ快適な相手)を頭と胸の両方に抱きながら、実際に外に出て男子に目を向けてみる。

そして、これまでの好みにとらわれず、いろいろな男子と触れ合ってみることが必要だ。思うに、ダメ恋愛にハマってしまう人は、ある種のコミュニケーション不全なのだと思う。目や心が先入観と経験で曇っているのだ。それを払しょくするには、新しくて多くの経験しかない。

この3つのステップを楽しんでいるうちに、悪癖のデトックスも完了するはず(頑固に悪癖が染みついている人は何度か繰り返して)。恋愛にひらめきは大事だし、トキメキがない恋愛はありえないと私も思う。でも、そのトキメキとは、過剰な刺激ではなくて、もっと地味だけど、かけがえがなく温かいものに違いない。だとすれば、その小さくて地味なトキメキをきちんと察知するには、フラットで真っ白な心がきっと必要なのだ。

【恋愛ガイド:All About 編集部】


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