彼氏に「一人になりたい」と言われたときの、正しい対処法

大好きな彼に、突然「しばらく1人になりたい」なんていわれたら…
動揺しない女性なんていないでしょう。
「わたしのことキライになったの?」 「ねえ、どうしてよ!」
取り乱したり、問い詰めたり、しがみついて追いかけてしまう気持ち、よ?く分かります。
が!
そうすればするほど、2人の関係が崩壊して修復不可能になる可能性が!!
それに男性が「1人になりたい」って言い出すのは、そんなに珍しいことでもないんですって。

今回は、彼氏が突如「1人になりたい」と言い出したときの正しい対処法についてお話しましょう。

男性には「孤独に闘う時間」が必要らしい

実は、男性脳に刷り込まれた“男性が人生を全うするために課せられたテーマ”というのが、この世に生を残す、というのと、孤独な闘いを繰り返す、という2つなのだそう。

わかりやすくいえば、サバンナに生きる動物のオスたちは常に敵から身を守りライバルを蹴落としながら、自分のDNAをいかに多くこの世に残していくかに命をかけて生きている。…人間の男性も同じで、(そうは見えない人でも)いかに社会に自分の功績を残していくかという使命を持っているものであり、それを達成するために、孤独に1人で闘う時間を必要とすることもまた男性の本能なのです。

恋愛初期には恋の楽しさやワクワクで忘れていた本能も、時が経つにつれ呼び覚まされます。
「こんなことをしている場合じゃない!」
そして突如、彼女に、
「1人になりたい!」
と告げる。……女性は置いてけぼりにされたと感じパニックになるわけですが、「それが男性本能」と知っている賢いあなたは、ぜひ落ち着いて彼の言葉を受け入れるようにしましょう。

だって散らかった部屋を片付けるときは誰だって黙々と1人で作業をするでしょう? それと同じように彼は今、必要な物を分別し、ゴミを捨て、本は本棚に戻し、心の中に散らかり放題になっているさまざまな案件や人脈などを整理するために1人になりたいのです。
おろそかになっていた仕事に脇目もふらず取り組み、獲物を獲得する計画を立て、大きな達成感を得ることで砂漠を生き抜いている実感を手に入れたいのです。

自分も落ち着ける条件を1つ出して、放任する

男性にはどんなに愛する女性にでも踏み込んで欲しくない「聖域」があるようです。もちろん女性にだってあるでしょうが、女性はどちらかというと”彼に全てを知って欲しい”、”何もかも共有したい”という思いの方が強いみたい。それも男女の質の違いだから仕方ないですよね。
さきほど、男性は仕事に取り組みたくなると書きましたが、仕事でなく趣味や友人との遊びの場合も当然あります。

女性は全ての中で恋人を優先させる人が多いですが、男性はそうじゃない。
だからって彼女が大切じゃないってことではなく、仕事や趣味や遊びで充実した時間を過ごすことで、精神のバランスを整え、愛する人との時間も大切に出来るんです。1人の時間の充実が愛の原動力になるんです。

恋愛が安定し落ち着いてきたころ、突如、1人になりたいと言い出す男性は、「自分の聖域」に立ち返り、おろそかにしていた分を取り戻したい欲求に駆られています。
ですからそんなときは、少しは動揺したとしても追いすがらず、
「電話には必ず出てよね」とか、
「一ヶ月後には連絡するって約束してくれる?」
自分を落ち着かせられる条件を1つだけつけて、あとは放任してあげましょう。
そうすれば、「電話すれば声は聞ける」、「1ヶ月待てばいい」と思って我慢できるでしょう?
くれぐれも焦って男性の聖域に踏み込もうとしたりしないこと。
女性が賢く行動できるかどうかで2人の関係は変わってきます。

おわりに

いかがでしょうか?
それでも不安な方のために、男女脳に詳しい精神科医の志摩純一先生の言葉をご紹介しましょう。
『男性の闘争心と性欲は直結しています。男性というものは、社会で闘ってお金をしっかり手にすれば、性欲を枯らさずにすみ、パートナーを経済的にも肉体的にも満足させられる、そんな心の仕組みを持っているのです。』
性欲というといかにも直接的ですが、「愛」と言い換えることもできると思います。彼の聖域も理解して受け止める……そうすれば他とは違う特別な女性であるあなたを、彼は手離したくなくなるでしょう。

参考文献 
「大好きな彼をかならず手に入れる恋愛の極意」 志摩純一 (株)中経出版

 Photo by Garrett Gill

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