我慢の多い恋愛から卒業するには?

■なぜ自分が出せないのか?
大好きな彼の前で、素の自分が出せず、甘えたい自分をセーブして、不満や不安を口にできず我慢している経験はありませんか? それが恋愛のドキドキ感や高揚感から生まれる緊張が強い恋愛初期のときだけであれば、まだ良いのです。好きな人に気に入られたいとは誰もが思うことです。好きな気持ちが強ければ、余計にいいところだけを見せたいと思うのは自然なことでしょう。

しかし、いつまでも自分をセーブし続け、一番気を許したい相手に、本当の自分を見せてしまったら、受け入れてもらえそうにないと薄々感じているとしたら、その関係は見直した方が良いのかもしれません。

■付き合っているのに片想いのような寂しさを感じるA子さん
A子さん(30歳/会社員)から次のような相談を受けました。

「9力月前、社内でもちょっと有名な憧れの先輩と交際ができ、私は舞い上がっていました。彼の理想の女性に近づきたいと思い、ファッションやメイクも大人っぽい雰囲気に変えました。私の知らないデザインや映像のことを彼から教えてもらったり、初めてのところに連れて行ってもらったり、彼のことを少しずつ知っていくなかで、世界が広がったように思いました。

彼が喜んでくれることが自分の喜びと思い、彼の関心事なら何でも楽しい時期もありました。しかし、彼の方はどうかといえば、私の興味があることには関心がなく、私は話をしたいのに、最近はうまく話せないのです。付き合っているのにどこか片想いのままのような寂しさがあります。

彼は今まで交際した男性の中で、一番好みの外見です。そんな彼と付き合えて自分はラッキーだなと思います。でも何か満たされない想いが募るのです。何でも合う人なんていないけれど、もっとお互いに理解し合うことができればいいのにと思います」

■なぜ相手に惹かれているかを自覚する
憧れの人や「発情の対象」となる人と、「性格が合う」人は必ずしも一致しません。合わない人に自分を合わせようとして無理をしたり、相手の評価に一喜一憂していると、消耗し自信も失っていきます。惚れた弱みで、無理をしているということにも気が付きにくいものです。

人はそれぞれ違うものです。何でも意見が合い、すべてに共感できる人はいないかもしれません。

しかし、自分が大切にしたい価値観、こだわりだけは好きな人と共有したいものですね。こだわりや信念などを譲って、他人に合わせ続けてしまうと、自分のではなく他人の人生を歩んでいるような不安や虚しさを覚えるでしょう。

そこで改めて、相手に惹かれている要素が何なのかを自覚する必要があります。

1.発情や憧れだけなのか? 
2.共感性や相互理解ができる相手なのか?

各々のこだわる部分にすれ違いを感じたときは、自分を押し殺さず意見をぶつけて確かめてみましょう。将来、人生を共にする相手となった場合は、今以上に多くの価値観をすり合わせる必要がでてきます。それらを1つずつ乗り越えられる人物なのかを極められるはずです。

歩み寄りや相互理解が難しいと感じるようであれば、次を探すのも良いですし、多くを期待するのはあきらめて「発情のロマンス」の部分を楽しむのも良いでしょう。誰とどんな恋愛をしたいのか、その関係に何を求めているのかを自覚すれば、それにふさわしい相手を選択していくことができるでしょう。

【西郷理恵子の恋愛コラムガイド:西郷 理恵子】


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