壁の花とは?
立食パーティーや婚活パーティーに苦手意識を抱いている人も多いのではないでしょうか?
社交的な人やコミュニケーション能力が高い人ならば、全く知り合いのいないパーティーや集まりでも、人の輪の中に入ってその場を楽しめるでしょう。
ですが、人の輪の中に入れずに、いわゆる「ぼっち」状態になってしまう人も少なくありません。このような女性は、しばしば「壁の花」と呼ばれます。
壁の花の意味
みなさんは「壁の花」の意味についてご存知でしょうか?
壁の花とは、社交ダンスやパーティーなどでフロアの中央にいる人の輪に入ることができず、壁に張り付くようにして一人ぼっちでいる女性を意味する言葉です。
せっかく綺麗なドレスを着ておしゃれをしているのに、壁に背中を預けて壁紙を装飾するような存在になってしまっていることから、壁の花と表現されます。
壁の花から脱出する3つの方法
大学のゼミやサークル、あるいは職場の飲み会に参加する機会も多いことでしょう。あるいは、友達グループでのキャンプやバーベキュー、パーティーなどに誘われることもあります。
また、出会いを求めて婚活パーティーに参加する人もいるでしょう。こうした場に参加すると、新しい人と知り合うことができて楽しく感じるものですが、人見知りな性格をしていると話し相手が見つからず、居心地の悪い思いをしてしまいますよね。
だからと言って、誘いを徹底的に断ってしまえば人間関係にも支障をきたしてしまいます。では、どうすれば人が集まる場で壁の花になることなく、楽しむことができるのでしょうか?
脱出する方法1:会話を始めるきっかけワードを決めておく
壁の花を卒業したいならば、まずは初対面の相手ともスムーズに会話ができるようなきっかけとなるフレーズを用意しておきましょう。
「初めてお会いしますよね? 私は〇〇と言うのですが、お名前をうかがってもよろしいですか?」「こんな場所に参加することがないので、ちょっと緊張しちゃいますよね」といったフレーズを考えてみてはいかがでしょうか?
相手に話しかけるきっかけのフレーズを準備しておけば、とりあえずは壁の花でいることを避けられます。
脱出する方法2:話しかけるタイミングを決める
話しかけるタイミングを見極めるというのも、壁の花を卒業するために必要なポイントとして挙げられるでしょう。
他の人と楽しく盛り上がっているところに、割り込むようにして話しかけるのはマナー違反です。たとえば、お互いに目が合って、こちらから話しかければ応じてくれそうな雰囲気を出している人を見つけましょう。
また、ひとりぼっちでいて、誰かに話しかけてもらいたそうにしている人を見つけたら、「いいタイミングだ」と判断して、話しかけてみてください。
脱出する方法3:質問することで相手に話してもらう
最初に会話をはじめるフレーズを用意していても、人見知りな性格をしていると、楽しく会話を続けさせることが難しく感じてしまうでしょう。
そんな時には、自分が会話を主導するのではなく、相手に主導してもらうようにすればいいのです。具体的には、相手に質問をしましょう。
「いつもはどんなお酒を飲んでいるんですか?」「お酒はお好きですか?」といった当たり障りのない質問をして、相手に答えてもらい、それに愛想よく楽しそうに相槌を打てば、会話が立派に成立します。
壁の花になってしまった時に役立つ2つの解決方法
せっかく気合を入れておしゃれをしてきたのに、婚活パーティーで壁の花になってしまい、居心地の悪さを感じたり悲しくなってしまった経験のある女性も意外と多いのでは?
壁の花になってしまうと、ますます人の集まりに参加するのが怖く感じてしまいますよね。また、周囲の視線も気になってしまいます。
では、他にどうすれば壁の花になるのを避けられるのでしょうか? ここからは、壁の花になってしまった時の対処法についてご紹介していきます!
会場から出たそうにしている人や自分と同じような人を探す
壁の花にならないためには、何よりもまず「ぼっち」状態を避けることが大切。あなたのように一人でいて人の輪に入ることができず、居心地の悪そうな表情をしている人を見つけましょう。
自分と同じような人を見つけて、あなたから話しかければ、相手はひとりぼっちの状態から解放されるので、嬉しそうに会話に応じてくれるはずです。
「初めまして。ご挨拶させてください」「よかったらお話しませんか?」「今日のお召し物はとてもおしゃれですね」といったフレーズで、相手との距離感を縮めていきましょう。
つまらなそうにしている人を見つける
つまらなさそうにしている人に話しかけるというのも、壁の花にならないためにおすすめしたい方法です。
人見知りの性格をしていても、「こういう場って緊張しちゃって……」「でも、あなたみたいな方とお会いできたので嬉しいです!」といったフレーズを用意しておけば、なんとか会話を続けることができるでしょう。
また、「よかったらもう少しお酒はいかがですか?」とお酌をしてあげたり、料理を取り分けてあげるのもおすすめです。
壁のシミとは?
壁の花と似た言葉として、「壁のシミ」というものがあります。では、壁のシミとは一体どのようなものなのでしょうか?
壁の花がパーティーなどで人の輪から外れてしまった女性を意味するのに対し、同じような状態にある男性のことを「壁のシミ」と表現します。
もともとは英語表現を日本語訳にしたもので、男女が集まる場で女性から相手にされない男性に関しても、「壁のシミ」と呼ぶことがあるのです。
壁の花のタイトルを持つ本
「壁の花」というフレーズをタイトルに含む本は、意外と多いということをご存知でしたか?
たとえば、アメリカのロマンス作家のクリスティーナ・ブリトンの「侯爵と内気な壁の花」などが挙げられるでしょう。
なお、壁の花とはもともと英語の「Wallflower」という表現を日本語訳したものですが、アメリカの人気小説にはスティーブン・チョボスキーの著した「Wallflower」という作品があります。
壁の花にならない為に一言目のワードを準備しておこう
今回は壁の花という言葉の意味に加えて、壁の花になってしまわないための対処法についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
いわゆるコミュ障な人にとって、飲み会や立食パーティーは参加するのが怖く感じてしまいますよね。
ですが、あなたと同じく、人の輪に加わることができない人は必ずいます。そのような仲間を見つけて話しかけることで、「ぼっち」状態にならず、あなたも場の雰囲気を楽しむことができるでしょう。
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