恋人が外国人でも「言葉の壁」を「恋愛の壁」にしない方法

■国際恋愛中のいちばんの悩みは「言葉の壁」

■国際恋愛中のいちばんの悩みは「言葉の壁」

外国人の彼・彼女とおつきあいしているとき、いちばん気になるのは言葉の壁。自分が言ったことが正確に伝わっているか、相手の言うことをきちんと理解できているのか……。あるいは、まだ語学が堪能でない、言いたいことがうまく外国語で伝えられないなど、悩みは尽きません。

言葉よりも心の結びつきのほうが大事、心は通い合っているから大丈夫、とは思いたいものの、どうにも不確かな感じは否めません。すると、何とも言えない不安な気持ちに襲われてしまいます。

言葉が多少通じ合わないくらいのことで、この恋を終わりにさせたくない! 「言葉の壁」を「恋愛の壁」にしない方法をアレコレ探ってみました。

■「壁」は絶対に存在するもの。でも低くできる

私個人の見解としては、言葉の壁は「永遠に存在するもの」と思っています。それが国際カップルの大前提。どちらかが相手の言語を母国語と同じくらいのレベルで話せるなら別ですが、そうでなければ、多少の壁はどんなカップルの間にも存在しているのです。

何とかその壁を無くしたいと思うのは人情ですが、壁はあるものなのだと腹をくくってしまったほうが、かえって目標が見えやすく、対策も立てやすくなります。無くすのは不可能だけど、低くすることはできる……。壁はいつまでもあなたの前に、高くそびえ立っているわけではないのです。

ただし、一つだけ条件が。多くの場合、カップルの一方が相手の言語を話すようにしていると思いますが、言語問題にはできるだけ二人で取り組んでいく、ということです。そう、壁が高くなるか低くなるかは、お二人次第なのです。うまくいけば、言葉の壁は恋愛の壁にはならないどころか、二人の絆はかえって深まるかもしれません。

■言葉の壁を低くするキーワードは「どこかにありそお」

言葉の壁を低くする方法をいろいろ考えていたところ、不思議なキーワードが浮かび上がってきました。それは……「どこかにありそお」。

本当は「ありそう」が正しいのですが、この場合はポイントとなる言葉の最初の文字を取っているため、音が近いということで、ご容赦を。英単語を添えてあるのは、当初、夫と話しながら考えていたためで、頭文字で何か言葉ができそうだと気づいたのですが、結局できたのは日本語からでした。英略語を作れそうな方は、ぜひ挑戦してみてください。

「言葉の壁がどこかにありそう」ではなくて、「言葉の壁を低くする接点が『どこかにありそお』」と覚え、二人で実践していきましょう。

□「ど」=どりょく(努力)Effort

やはり言語を修得する努力は必要。これだけはズルできません。コツコツとやっていくしかありませんが、たとえ一つの単語・一つの言い回しでも、覚えれば、それだけ相手に話せることが増えると考え、がんばって勉強していきましょう。

考えてみたら、ネイティブ・スピーカーの個人教授がそばにいるようなものですから、どんどん質問もしてみましょう。あなたが努力していることを、さりげなくアピールできることにもなります。

現在、片思い中、もしくはアプローチ中の人だったら、とにかく言語修得の努力は惜しまずにすること。そして相手に積極的に話しかけてみることです。努力した時間はあなたを裏切りません。努力すればしただけ、壁は低くなっていくのです。

□「こ」=こんき(根気)Patience

根気、忍耐、がまん強さ。これらは言語を勉強している側だけでなく、聞く側にも必要です。むしろそちらのほうが大事かも……。相手は母国語ではない言葉で一生懸命話しているんだということを肝に銘じ、途中で話をさえぎったりしないよう、最後まで根気強くしっかり聞いてあげましょう。

話す側も途中であきらめないこと。言いたいこと、伝えたいことがあったら、「がんばって○○語で話してみるから、最後まで聞いてね」と先に断っておくと、多少は気がラクです。お互い辞書を持ち合って、正しく理解できるまで話すくらいの気持ちが必要。

□「か」=かんしゃ(感謝)Appreciation

自分が相手の国の言葉を話さなければならない大変さを考えたら、相手に日本語を話してもらっているのは、とてもありがたいことなのです。なのに、相手の日本語が上達すればするほど、日本語での会話が普通、当たり前になってしまい、感謝の気持ちを忘れがちに……。

夫いわく「どんなに話せるようになっても、やっぱり大変」なのだそう。つい「もうペラペラなんだから大丈夫じゃない」と思ってしまう自分を反省。想像力を働かせ、常に我が身に置き換えて考えるようにし、感謝の気持ちを忘れないようにしたいと思っています。外国語を話す側のあなたは、根気よく聞いてくれる彼・彼女への感謝を、やはり忘れないでくださいね。

□「に」=にんしき(認識)Recognition

前述のとおり、「壁はあるんだ」ということをしっかり認識することが、まず大切なことです。「言葉は通じなくても、今とっても仲良くできているから」という人もいるかもしれませんが、それではいつか限界がきます。現実をきちんと見て、正しく判断すること。

その国に住めば何とかなるだろう、生活していればしゃべれるようになるだろう……は、甘い考えというもの。相手の国や環境に適応し、夫婦円満にやっている方は、外国に住むようになっても、言語の勉強を続ける努力をいつもしていらっしゃいますよ。

□「あ」=あゆみより(歩み寄り)Compromise

夫のアドバイスからは、Compromiseという言葉が出てきました。Compromiseには「妥協」という意味もありますが、若干ネガティブなニュアンスを含んでいるので、「歩み寄り」という訳のほうを採用。「妥協」は片方だけの場合もあるのに対し、「歩み寄り」は双方から近づいていかないと成立しない状態だからです。

言葉の壁を乗り越えたいと思うなら、二人で両サイドから歩み寄り、壁をはさんで接点を探して、両側から崩していったほうが、壁が早く低くなる……。そんなイメージを、私は抱いています。「言葉の壁を低くする接点」とは、まさにその歩み寄って行くポイント。二人の気持ちの接点も表しているのです。

□「り」=りかい(理解)Understanding

お互いの言語への理解度もありますが、相手の状況への理解、言語の上達度への理解、心の状態への理解なども含まれます。また、言葉だけでなく、相手のバックグラウンドとなる文化への理解も必要です。

□「そ」=そんちょう(尊重)Respect

お互いに相手の言語・文化を尊重することは、国際カップルには必要不可欠なことですね。それは相手の方への尊敬・尊重の気持ちにもつながります。おつきあいしている方が日本語を勉強をしているなら、まずその姿勢・努力を尊重してください。

言語を勉強中でも、つい出てしまうのが母国語ですが、そんなときでも相手の母国語を尊重し、否定しないこと。外国語を勉強中の方は、自分で日本語を封印し過ぎないことも大事です。母国語で思いっきり話すことは、時に必要なのです。

□「お」=おもいやり(思いやり)Consideration

国際カップルならずとも必要なもの、それは相手への思いやりです。たとえば、外国に暮らし外国語で話すあなたの状況を、精神面も含めて、理解し、尊重し、思いやりの気持ちをもって歩み寄ってくれる人でないなら、きつい言い方かもしれませんが、将来的にいい関係のおつきあいを続けていくのは難しいかもしれません。

理解と尊重の気持ちがある人なら、必然的に行動は「思いやり」にあふれてくるはず。

■言葉の壁を楽しもう

今おつきあい中のカップルなら、二人で一緒にやっていこうという気持ちが大切です。アプローチ中の方でも、「ど(努力)」「こ(根気)」はできるはず。自分ができる範囲から、取り組んでいきましょう。

でも……究極の方法は「言葉の壁を楽しむ」ことかもしれません。そこにチャレンジしていく気持ち、二人の間の言葉の壁が低くなってくる感覚や、その達成感を楽しむくらいの気持ちでやっていけば、壁を壁と感じなくなってくるかもしれませんよ。

言葉の壁は多少あっても、それが恋愛の壁にはならない。そんなカップルでありたいですね。

【国際結婚ガイド:シャウウェッカー 光代】

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