失恋のトラウマを解消するために最適な方法とは?

お互いに好意を抱きあって始まる恋愛。
男女共に相手のことを好きだと実感してから始まる恋愛ですから、その2人の仲がずっと続けばどんなに良いことでしょう。
しかし、現実には恋愛すらも上手く行かないことが多いもの。
すれ違いや些細な喧嘩、一方の心変わりなどで、一時期は燃え上がっていたはずの大恋愛が、いつの間にか嘘みたいに消沈してしまっているなんて、よく聞く話ですよね。
こうなってしまうと、もう関係の修復は難しくなってしまうのかも知れません。
時には破局の際に相手の心ない最後の言葉によって、酷くショックを受けてしまったという経験を持っている女性だっていることでしょう。

愛し合った男女の別れほど切ないものはありませんが、別れ方がスマートでないと、次の恋愛に至るまでの気力が、当分沸かないものです。
或いは別れのショックがトラウマとなり、長らく恋愛から遠ざかっている女性だっているのではないでしょうか?
恋愛とは自分が思っている以上に莫大なエネルギーを使っているもの。
洋服、メイク、下着の選び方から、デート中の言動に至るまで、意識していなくとも相当に神経をすり減らしているものなのです。
それだけに、繊細に培われてきた恋愛が破綻してしまうと、その反動として精神的には相当な負担がかかってしまうとも言えるでしょう。
失恋のトラウマは、単純に次の恋愛の機会を遠ざけるだけではなく、対人関係においても少なからず影響を与えてしまうものです。

男性と仕事上のやり取りをしているだけでも、嫌な思い出が蘇ってきて動悸を覚えるという女性が、実際に存在しています。
こうなってしまうと、円滑な日常生活を送るのも難しくなってしまうもの。
では、こうした状態を改善するためには、どうすればいいのでしょうか。
そして失恋のトラウマを抱えた女性が、もう一度恋愛を楽しむには、どうすればいいのでしょうか。

■恋愛関係のトラウマに具体的救済案はあるのか

ふとした瞬間に、以前経験した嫌な思い出がフラッシュバックする。そして何も手につかなくなって、精神的に酷く落ち込む。
このような状況を、PTSDと呼ぶことは、きっと皆さんもご存知でしょう。
PTSDとは、生命の危機や精神的に多大なショックを受けた人物が、ストレス障害として引き起こす疾患とされています。
基本的には事故や事件に巻き込まれた人の発症するものとされていますが、PTSD疾患の中には、実は失恋という精神的なショックが原因だったというケースも含まれています。
そして失恋のトラウマについての効果的な解消法は、PTSDの治療法を学ぶことで、おのずと見出すことができるのです。

本来ならばここで、「失恋のショックや辛さを解消する」と称して巷に溢れているアドバイスを引用してご紹介するのがベターなのかも知れませんが、
恋愛の形は三者三様。そしてこれは失恋の場合にも当てはまります。
どんな出会いを経て交際し、何年間一緒にいたのか。そして何故別れてしまい、何が一番ショックなのか。
失恋のケースをその都度考慮して、同じような経験をしてきた人物宛のアドバイスを探すことは、これはもうはっきり言って不可能です。
実際、失恋の痛みの癒し方を模索してネットを使ったことがあるという方なら、ネット上のアドバイスが、それが専門的な意見であっても無益であるということをご存知でしょう。
失恋のトラウマへの対策は、ケースバイケースが大前提なんです。

そしてPTSDとは先ほど触れたように、精神的なショックによる疾患。
その症状には、精神的な不安定と不眠、トラウマの原因となった物事への無意識の回避傾向などが挙げられています。
これらの症状は、そのままそっくり失恋してどん底の精神状態にある方にも当てはまるもの。
失恋だって立派なPTSDの引き金になるということなんです。
たかが失恋と割り切ることができるなら、そもそも辛く悲しい思いを長い間引きずることなんてありません。

■失恋心的外傷を誘発するものだと知れば、治療法も見えてくる

失恋の癒し方そのものは、はっきり言えば人それぞれ。
しかしながら共通しているのは、程度の差はあれど心にはしっかりと傷が残っているということです。
破局後どんなに時間が経過しても、気力が回復せず、仕事にも身が入らず、新しい恋愛に対しても臆病になっている。
こんな状況が長く続いて、いいわけがありませんよね。
失恋はれっきとした心的外傷の呼び水であり、トラウマの温床。繰り返しになりますが、PTSDの症状とも共通する部分があるということを理解しておくことも大切ではないでしょうか。
この失恋のショックを癒すには、欠けてしまった愛情を、より大きな愛情で埋める必要があります。
家族との触れ合いの時間を大切にしたり、休日には友達と一緒に遊びに出かけたり、ペットを可愛がるなどして、自分の心に空いた穴を、少しでも塞いでみる。

何より、心が荒れたままでは新しい出会いなんて舞い込んできませんし、自分自身が不幸になってしまうばかり。
そんな状態は、少しでも早く終わらせるべきです。
それから最後に。
本当に辛い状態で、周りに頼るべき人もいないという方は、お医者さんへの相談も考慮に入れてみるべきです。
誰かに心の中に溜まったストレスの元を知ってもらうだけでも、随分楽になるはずです。

(Text/松本ミゾレ

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