「金の切れ目が縁の切れ目?」恋に不可欠なのは『経済力』か?
あなたが20代前半なら、愛情が最も大切と答えるでしょう。ただ、年齢とともに結婚や未来を考えれば『経済力』の重みを考える比率が、大きくなってきます。
ただ、今まで関わってきた女性の中で、相手の経済力に最大の不満を持っている女性は皆無と言っていいほど少ないのです。
共働きでも時代背景的に、それはごく自然のこと。よそ様の家庭も共働きなのだから、何も他人を嫉妬することはありません。
そして、天を知っている人は地に落ちた時に、苦痛を感じるでしょう。ただ、ほとんどの人は天を知りませんので、さほど苦痛にも感じません。贅沢したい気持ちはあっても、たまの小さな贅沢で代償し、それで紛らわしています。
経済力を求める女性は多いですが、結果的に理想と違っても、現状に妥協してしまうのがほとんど。唯一、夫婦間に経済的な問題が起こった場合に、行動しない、不平不満ばかり、頼りにならないなど、そんな節が旦那にあった場合に、これまで溜まっていた不満の糸が切れる可能性はあります。
よほどの経済的問題や高い理想がない限りは、ほとんどの女性は「経済力のみを考えて選択すればよかった」とは、思わないのかもしれませんね。
愛に飢え愛を欲す女性たち
どんな意見があろうと、結婚や夫婦生活を長く経験していない女性は、今の感覚でしかものを見ることができません。
想像できないかもしれませんが、年齢を重ねていけば、今よりも経済力の重みを感じるとともに、今とは違う感覚での『愛情』の重みを感じてくるのです。
日本は裕福な国で、ピラミッド型の経済的な優劣も基本的な水準が高いです。当然、幸福感もそれなりに感じています。
故に経済的な問題が最上の問題ではないと感じています。では、夫婦関係を続けていくのに何に問題を感じるかというと、行きつく先は『愛情』なのです。
旦那がかまってくれない、優しい言葉もかけてくれない、気遣いもできない。
そんな生活が続くと、『情』は感じていても『愛』を欲してしまうもの。トキメキを忘れていては、女性としての自信さへ失ってしまいます。
旦那に求めるものは経済力と強く思うのは中高年
それでも、経済力のある人が良いと下の世代に言い聞かせるのは、中高年の奥様方。いわゆる「おばさん」です。
若い時分は体力もあるので仕事をするのに支障はありませんが、年齢とともに衰えを感じ、旦那に経済力があれば楽ができたのにと、つくづく感じていることでしょう。
そして、上の世代は惚れた晴れたは求めていても、愛などという言葉をかけてもらったことがほぼ無い世代。典型的な昭和の日本人夫婦像を何十年も続けているのです。もちろん、旦那に対し情もあり愛もあるでしょうが、言葉にすることを美徳と思わないお父さん世代は、そんなこと口にはしません。
結局、愛を表現してもらわなくても別れることなく何十年も夫婦をしてきてわけです。
冗談交じりで照れを隠すように、経済力のある男性が良いと言うのは、半分冗談、半分本意と捉えたほうがいいかもしれませんね。
まとめ
「愛」か「金」か。
どちらにせよ、詰まる所は真にあなたが幸せでいられるかどうかです。
経済力を優先し将来愛に飢え不貞に走っては何が為の結婚になってしまいます。逆に、愛だけでは夫婦はやっていけないと支えることもせず安易に別れてしまっては、それはそれで問題です。
男性よりも神秘的で神に近い存在とされる女性ですから、魂が「この人だ!!」と叫ぶほどに想える男性を選ぶことができれば、それが答えなのかもしれませんね。
written by 瀬戸樹
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