【Movie】人を愛するって怖い!? 本音をえぐる映画『ラースと、その彼女』

トラウマや、過去の傷など……ツラい想い出が新しい恋の足を引っ張っていることってありますよね。しかし多くの人は「いい大人なんだから」と、そんな非合理的な感情は心の奥深くにしまいこんで前に進もうと、人知れずもがいています。

やり過ごしていた本音と、とことん向き合ってみたくなったこの冬は、映画『ラースと、その彼女』(08)がおすすめです。

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『ラースと、その彼女』の基礎知識

本作はトロント国際映画祭上演作品であり、第80回アカデミー賞脚本賞にノミネートされた。つまり、ストーリーとしてはお墨付き!?

アメリカの田舎町を舞台に、青年ラース(26)の恋を追った映画。

ラースは町のみんなに好かれているが、心優しく、シャイすぎる男だ。彼の恋愛を誰もが気にかけ、心配している。

そんなある日、突然ラースの“彼女”になったのがビアンカだった。そしてもうひとりのキーパーソンとなるのは、ラースと同じ職場に入って来たマーゴという女性。奇妙な三角関係と呼んでよいものかどうか……あなたの目で確かめてみて!

ビアンカは何の象徴か

ビアンカはラースにとって、何の象徴なのか?
ビアンカはラースにとって、どんな役割を果たしているのか?

そしてラース自身はその答えを見つけられる日が来るのか、どうか。

奇想天外なストーリーなのに、なぜだかラースの人生においてビアンカとの出逢いはきっと必要だったのだろうと言えてしまう説得力がある。

『痛み』への共感

少しずつ明らかになっていくラースの痛みは、皆まで語られないことでよりリアルに炙り出され……得体の知れないもののはずなのに、共感がヒタヒタと攻めてくる。

最初はラースが恋愛できるかどうか? というシンプルな問題だったのに、気づけば「生きていれば避けることのできない痛み」という果てしないテーマに行きついていた。

人を愛するってこと
人を愛するって、幸せなこと!?
人を愛するって、怖いこと!?

人を愛するって……。

決してひとつではないこたえをあえて探してみた先にある、あなたの心の景色はどんなですか。

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