悪くなくても“先に”謝る
敢えて“つまらないケンカ”と書きましたが、恋人同士のケンカの理由なんて後で考えてみると、「なんであんなことで……。」と思えるものがほとんどです。
ですので、ケンカをしたらとにかく“15分以内に先に謝る”クセをつけてください。
怒りはおさまってなくてもいいんです。相手の方が悪いなんてことも関係なく(ほとんどの人はそう思ってます)、まずは謝るんです。「とにかく、ごめん」だけで構いません。
私はケンカなんかしたくない、という気持ちを表明すればいいんです。
そうすれば彼氏の気持ちも済みます。「俺も悪かった、ごめん」、と言いやすくなりますし、言えなくても心の中ではあなたを許します。
先に謝って貰うと、男性はとてもスッキリするらしいんです。
だから、「ごめん」のあとに「でも……」はつけないで、簡潔に、まずは謝ることです。
心理学の研究によると「ケンカは平均して15分間で終わらせないと謝りにくくなる」とか。
それ以上長引くと、問題があらぬ方向に広がっていく可能性があります。
「だいたいお前は……」「前から思ってたんだけど……」
昔のことを引っぱり出して泥沼の口ゲンカ合戦? そうなると恋人でいられなくなることだってあります。
交際経験のある方なら分かると思いますけど、ケンカの原因をどんなに掘り下げても、どちらか一方が100%悪いってことはまずないです。
「悪いのは僕かもしれないけど、キミの言い方がどうしても許せない」というような問題にまで波及していくと、単なる口ゲンカが複雑に捻れていってしまいます。
「ケンカしたら先に謝ってしまおう」と自分で決めておくというのも手です。
そうすれば悪くないのに謝ったって、自分のルールに従ってるだけですからプライドもそうは傷つかないのではないでしょうか。
“破壊衝動”を満足させる
彼氏とケンカしてもやもやしてるときは、誰でも一種のうつ病というか情緒不安定な気分に陥ります。
そんな時の解決方法として、誰もが実は持っている“破壊衝動”を満足させるという心理テクニックがあります。
簡単にいうと、“モノを壊して落ち着く”ってこと。
100円ショップなどでたくさんのお皿や硝子製のビンなどを買ってきて、さあ、始めちゃってください~!
え、ええ? ほんとにやるの? と躊躇われているあなた、そう、ほんとにやるんですよ!
こういうのって思いついても、ほんとにはしない方が多いですけど、騙されたと思って実行してみてください。
陶器類を地面に叩きつけて割ると、びっくりするくらい感情が落ち着くんです。どんどん叩き割っていくとスッキリして冷静さを取り戻せます。
自分自身をしっかりと見つめ直して……なんてことは誰だって言えますが、実際そういった内省的な方法は情緒不安定の解決にはあまり役立たないし、下手するともっと落ち込む事にもなりかねません。
心にもやもやがたまったときには、じくじく考えるよりも、たまった衝動を、モノを壊すといったアクティブな方法で発散させてしまうことです。
「彼に連絡しようかな。まだ怒ってたら謝っちゃえばいっか」そんな気分にもなれるでしょう。
おわりに
冒頭の問題ですが、心理学的に正しい反応は②です。
調査によると、ケンカしたときその問題をひたすら回避しても44%しか上手くいかなかったとか。
お互いの心のしこりはいつまでも解消されないんです。ですから①は不正解。
同じ調査で、なんとか対処しようとした人たちは約80%が問題解決できたらしい……つまりケンカの後は避けるより対処した方が上手くいくってことです。
ケンカしたら早めに謝る。そして、問題をそのままにしないで一緒にしっかり取り組んでみる……「本当に悪いのはどちらなのか? 」を追求したところで、2人の将来には何の意味もないこと、むしろしこりを残すだけです。
恋人も他人ですからトラブルは避けられませけど、それを上手に対処すれば、前よりもっと仲良くなることだって出来るんです。
参考文献
「男と女の心理戦術」 内藤誼人 廣済堂出版
Written by mami
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